【7/29、30公開の映画から観たい作品をピックアップ!】
夏目です!
やって参りました金曜日。
先週は旅行先で海に行きました(^^♪
よく「泳げなそう、、」と言われるのですが、実は泳ぐの大好きなんですよね~。
旅行後、ベランダに子どもたちの水着やビーチサンダル、浮き輪に網なんかを干したら”夏休み感”満載な光景でちょっと感動しました 笑
さてさて、今週は6本の映画をピックアップしましたよ!
順番に紹介していきたいと思います♪
■1640日の家族
監督:ファビアン・ゴルジュアール
出演:メラニー・ティエリー、リエ・サレム
2021年製作/102分/フランス
配給:ロングライド
【フランス、家族の多様な形】
原題の「La vraie famile」は「本当の家族」という意味で、邦題の「1640日の家族」は里子を本当の息子として育てた期間が4年半(365×4.5≒1640)というところから来ているようです。
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https://longride.jp/family/
監督のファビアン・ゴルジュアール監督は本作が長編2作品目。前作「ディア―ヌならできる」はフランス語圏で映画製作に取り組む若いクリエイターに光を当てるために開催されている、
ネット配信の映画際「マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」で映画監督審査員賞を受賞しています。
この「ディア―ヌならできる」も面白そうな作品なんですよ。
主人公の女性ディア―ヌは子どもを望む親友の同性カップルの為に代理出産を引き受けます。どうせ恋人もいないし、、、と気軽に考えていたのに、こんな時に限って素敵な男性と出会い、恋に落ちてしまう、というストーリー。
同性カップルに代理出産、親友の子どもを妊娠中の恋愛。
フレキシブルな家族の形が許容されているフランスならではの物語ではないでしょうか?
予告を観るだけで、想像していなかった種類の問題や悩みが浮かび上がってきて興味が湧きました。
本作「1640日の家族」も監督自身が子どもの頃に両親が里子を迎え、4年半一緒に暮らした経験を基に作られた作品なので、監督の興味関心は「家族とは何か」に向かっているのかな?と感じます。
少子化対策に成功していると言われるフランス。その要因の一つに多用な家族の形が受け入れられている、という部分もあると感じます。
対して日本の家族は”家”の中に押し込められているし、これが家族崩壊の原因になるケースも多々ある様に思いますが、それでも”家”が外に向かって扉を開ける日が来るのかは、ちょっと怪しい、、、。
この辺りの違いからも外国映画に登場する家族の形には様々な特徴があって面白いです。「1640日の家族」是非映画館で観たいと思います!
でも4年半育てた幼い子どもと別れるなんて、、、聞いただけで泣きそうなので劇場を出る時にはグシャグシャに涙しているのではないかと、ちょっぴり心配でもあります 笑
■なまず
監督:イ・オクソプ
出演:イ・ジュヨン、ク・ギョファン
2018年製作/89分/韓国
【今だからこそ公開される韓国のインディペンデント映画】
一番最初にこの映画に気づいたのは、映画館に置かれているフライヤーでした。赤い服の女性と青い服の男性が抱き合っている「なまず」のちらし。
「なまず?」あれ、、、?この2人って、、。
フライヤーを手に取ると、イ・ジュヨンとク・ギョファンだと分かりました。
この2人が出演するなら観るっきゃない!しかも、韓国でも大手配給会社が配給しているわけではないインディーズ映画が、日本で観られる機会も限られているのでとても興味のある作品です。
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https://namazu-movie.com/
2018年製作の「なまず」がこのタイミングで公開されるのは、恐らく主演のイ・ジュヨンとク・ギョファンの認知度や人気が日本でも高まっているからだと思います。
Netflixで配信され、日本でもヒットした「梨泰院クラス」に出演していたイ・ジュヨン。最近では是枝監督の「ベイビー・ブローカー」にも若手の刑事役としてキャスティングされていました。
私も「梨泰院クラス」で彼女を初めて観ましたが、凛とした可愛らしさがあって気になる俳優さんだなぁと思っていました。
一方ク・ギョファンは「新感染半島 ファイナルステージ」でとても印象的だった俳優さんです。作品自体は正直シリーズ1作目の「新感染 ファイナルエクスプレス」の方が好きでしたが、ク・ギョファンを知れたのは良かったな、と感じた作品でした。
その後も韓国ドラマ「D.P-脱走兵追跡官ー」や映画「モガディシュ 脱出までの14日間」などでク・ギョファンを観るたびに魅了され、彼が出演している映画が今後も日本で配給されたら良いなと思っていたんです。
イ・オクソプ監督とク・ギョファンはこれまでも短編映画を共同制作してきた仲のようで、この作品ではク・ギョファンは製作、主演、脚本、編集として関わっています。マルチに活躍されている方なんですね!
このタイミングで「なまず」か公開されるのも納得なので、是非劇場で観たい作品です。
■アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台
監督:エマニュエル・クールコル
出演:カド・メラッド、ダビッドアヤラ
2020年製作/105分/PG12/フランス
原題:Un triomphe
【スウェーデンの実話を基にした受刑者たちによる演劇ワークショップ】
刑務所の囚人たちが演劇ワークショップを受ける事によって社会復帰を目指す。
”演劇セラピー”とも言われるこの手法は、囚人たちが犯した犯罪そのものではなく社会復帰した後の人生を重視する傾向にある北欧で早くから取り入れられたものの様です。
本作はスウェーデンの俳優ヤン・ヨンソンが1985年に体験した実話をベースにした物語。撮影はフランスにあるモーショコナン刑務所で行われています。
それにしても実際に囚人たちが収監されている場所で撮影されるというのは驚きですよね。
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http://applause.reallylikefilms.com/
社会から切り離す事で罰を与えるのではなく、再犯防止のための働きかけとして「演劇」を取り入れる。この試みはとても面白いと感じました。
誰かを演じながら周囲の人とコミュニケーションを取る演劇は「犯罪者としての自分」とは別人格の自分として誰かと関わる事が出来るのですから、受刑者にとっては社会と繋がっていくための練習、そして実践としてはとても有用ではないでしょうか。
そしてこの映画でワークショップの題材として選ばれているのは(実際のワークショップの題材としても選ばれているのですが)フランスの劇作家サミュエル・ベケットが書いた神話的不条理劇「ゴドーを待ちながら」です。
演劇に詳しくなくても「ゴドーを待ちながら」というタイトルは知っている、という人も居るかもしれません。
それくらい有名な伝説的戯曲ですね。
(余談ですが、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」の劇中劇としても「ゴドーを待ちながら」は登場していました)
予告を観ると最初は演劇ワークショップなんてやる気がなくダラーっとしている囚人たちがスタンディングオベーションを受けるまでになるのですから、そこまでの紆余曲折が見どころの映画だと思います。
そして囚人たちがこの難解な戯曲をどう解釈していくのか。個人的にはその辺りにも注目したいです。
■ジュラシック・ワールド 新たなる支配者
監督:コリン・トレボロウ
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード
2022年製作/147分/アメリカ
配給:東宝東和
【ついにシリーズ最新作にして完結編が登場!】
1993年スティーブン・スピルバーグ監督が制作した「ジュラシック・パーク」から29年。ついにジュラシックシリーズが完結を迎えます!
迎えます!と興奮気味に書いていますが、実際には「ジュラシック・パーク」を観てから随分経っていて記憶はおぼろげ。しかも続編は観ていないんです、、、(;_:)
これはいかん!
最新作を観る前に復習しなくっちゃ。
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https://www.jurassicworld.jp/
ジュラシックシリーズはストーリーが全てつながっているので、やはり既存の5作は観てから映画館に行きたいところ、、、。
でも間に合うかどうかですよね。観たい映画がある過ぎる~といういつもの悩みがココでも出てきてしまいます。
でもシリーズ全てがAmazonプライムで配信されているので観やすい環境ではあるんですよ。
特にシリーズ第一作目はもう一度観たい!
映画の歴史を変えたと言われるCG技術をドーンと世界にお披露目した「ジュラシック・パーク」は今観ても面白いと思います。
今回は私イチ推しのマメンチサウルスが登場しないのが残念ですが、最強の海生爬虫類モササウルスが観れるのは楽しみ!ホオジロサメすら丸呑みする恐ろしいヤツなんですよ~!
予告でもザバーッっと海から出てきますがこの迫力、、、。絶対海に落ちたらダメですからね。やっぱりこの映画も映画館の大スクリーンと大音響で楽しみたい作品です。
■ハーティー 森の神
監督:プラブ・ソロモン
出演:ラーナー・ダッグバーティ、シュリヤー・ビルガオーンカル
2021年製作/161分/インド
配給:ツイン
【なんじゃこりゃ~なインド映画!?】
パオ~ンと長ーい鼻を持ち上げた象とキリリとした堀深い男性の顔。「ハーティ 森の神」のチラシを観た時に、どんな映画なんだろう??と興味を持ちました。
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https://haathi-movie.com/
この作品の注目ポイントは象なのかと思いきや、ラーナー・ダックバーティ主演最新作という部分の様です。
すいません、私はラーナー・ダックバーティの名前を知らなかったのですが、彼が出演した「バーフバリ完全版」はインド国内で3人に1人が観たという(本当に!?)映画で、
熱狂的に支持された作品で主人公の敵役を演じていたラーナー・ダックバーティのファンも多く、最新出演作に注目が集まっています。
インド映画と言えば「ムトゥ 踊るマハラジャ」のイメージで止まっている私。
この作品は1998年に日本公開された映画なので、あれから25年(!?)、インド映画も随分変わったのかなぁと思って「バーフバリ 王の凱旋 完全版」の予告を観たら全然変わっていない予感がしました。
公式HPからして金ぴかで眩しいです 笑
やり過ぎな演出にあからさまなスローモーション、ド派手なセットで群衆をバックに歌って踊る主人公たち。分かりやすいロマンス。やっぱりインド映画の文法は文化の中に深く浸透しているのですね。
「ムトゥ 踊るマハラジャ」から25年前。インド映画はさらにパワーアップしているのが分かりました。
でも「ハーティ 森の神」は歌って踊る感じなのかなぁ?
予告ではインド映画アクション特有のスローモーションカットもあったので、独特の仕上がりなのだとは思いますがいまいちイメージが掴み切れません。
どんな映画なんだろう?
新しい映画体験が出来そうなので、この作品も気になります!
■今夜、世界からこの恋が消えても
監督:三木孝浩
出演:道枝駿佑、福本莉子
2022年製作/121分/日本
配給:東宝
【”難病×純愛”の王道映画なのか?】
今週最後は何度も何度も劇場で予告を観てきた「今夜、世界からこの恋が消えても」を選んでみました!
公開規模が大きな邦画だったので、道枝駿佑さんはジャニーズ事務所の方なんだろうな、、、とは思っていましたがジャニーズのグループ「なにわ男子」のメンバーの一人なんですね。
私はもうHey!Say!JUMPとSexy Zone辺りからメンバーがボンヤリとしてきて、
King&Prince、Snow Man、なにわ男子はもう映画に出演したメンバーしか分かりません(^-^;
(なので、今回で道枝駿佑さんがなにわ男子の一人というのは覚えましたよ!)
原作小説「今夜、世界からこの恋が消えても」がヒットしたこの作品。”難病×純愛”という邦画が得意なテーマのようにも思えますが、ひとひねりあるのかな?
やっぱりジャニーズグループの力はまだまだ偉大なんですね、、、、!
この作品でも同じようにポスターと写真を撮る女の子たちが観れるのかな?
普段はほとんど選ばない雰囲気の作品ですが、ジャニーズファンの彼女たちの熱気を直に受けたので今回は「今夜、世界からこの恋が消えても」を選んでみました!
今週のピックアップ作品は以上の6本です!
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ついに8月が来ますね!
来週月曜日、8月1日からは音声配信を始める予定です。
今のところ配信スタート出来そうな予感はありますが、もっと事前に告知したり色々お知らせする事があったんですよね。。。(;_:)
余裕を見てはいましたが、やっぱり新しい事を始めると思い通りにいかないものです。週末に投稿できるかな?
この【週末公開映画の中から観たい作品をピックアップ!】コーナーも来週から音声でチャレンジしてみようかと考えています。
どっちが良いのかな~?
プラットフォームはstand.FMを使う予定なので、配信したらココにも投稿しますね!
では来週、音声でお会いしましょう♪