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Hello Rugby Schoolers!
さて、今回の収録も超盛りだくさんです!
その内容の核心は、
「本物に触れることが、自分の中の“基準”をつくる。そして世界のトップで最後に問われるのは、技術だけではなく“人間としてどう育ったか”である。」
という内容です。
1. ジャパンは、2019年を超えるチームになれるのか
今回まず取り上げたのは、日本代表対フィジー戦。
フィジーは、一瞬のミスからでもトライまで持っていくことのできる、非常に怖いチームです。
だからこそ印象的だったのは、
ジャパンが最後まで自分たちの試合を崩さなかったこと。
試合終盤にはバックスの負傷も重なり、非常にイレギュラーな布陣になりました。
それでも崩れなかった。
これは単に戦術を「知っている」ということではありません。
知っていることと、実際にできることはまったく違う。
プレッシャーの中で、
自分が今どこにいるのか。
何をすべきなのか。
チームのために何が必要なのか。
それを一人ひとりが判断できる。
そこに、今のジャパンの大きな成長が見えました。
2019年のワールドカップから7年。
もしかすると日本代表は今、ようやくあのチームを超えるための次の段階に入り始めているのかもしれません。
2. かつての弱点だったフォワードが、今では世界と戦える
日本ラグビーを長く見ている人にとって、これは本当に感慨深い変化です。
かつて日本代表の大きな課題だったのは、
スクラム。
プロップ。
ロック。
つまりフォワードでした。
特にロックには世界基準のサイズが必要で、努力だけではどうにもならない部分もありました。
ところが現在のジャパンを見ると、2メートル級のロックが並び、フィジカルの強いフィジーを相手にしてもスクラムが大きく崩れない。
一方で、エディー・ジョーンズHCが強化ポイントとして挙げているのがウイング。
かつて日本の強みだったポジションが、今では世界トップとの差を考えるポイントになっている。
これは見方を変えれば、
「日本代表はここまで来たからこそ、次の課題について話せるようになった」
ということでもあります。
福岡選手や松島選手のような存在の、その次の世代。
世界基準のスピード、空中戦、決定力を持った選手が出てくれば、ジャパンはさらに変わる可能性があります。
3. 子どもの頃に「何を当たり前だと思うか」
ここから今回の非常に重要なテーマにつながりました。
世界最高峰のウイングであるチェスリン・コルビ。
日本の子どもたちは、そんな選手を日本で実際に見ることができます。
ここで重要なのは、
「すごい選手を見た」
ということだけではありません。
子どもの頃に、何を“普通の基準”として自分の中に入れるか。
これが、その人の未来の天井を変えるのではないか。
日本国内だけの基準を無意識に入れてしまえば、そこが自分の世界の上限になる可能性があります。
しかし最初から本物を見る。
世界最高峰を見る。
すると、
「これがラグビーなんだ」
という基準そのものが変わります。
これはラグビーだけの話ではありません。
音楽でも、英語でも、芸術でも、仕事でも同じです。
私にとっては、子どもの頃にビートルズやアメリカの映画、雑誌などに触れたこと。
木坂さんにとっては、中学生の時にジョナ・ロムーとの出会ったこと。
そして二人にとって、特に私にとって2018年に生で見たオールブラックスの試合。🏟️
本物との出会いは、知識を増やすだけではない。
自分の中の「当たり前」を書き換える。
それが、その後の人生を変えることがあります。
4. 竹内柊平選手が見せる「自分で道を選ぶ力」
今回もう一度取り上げたのが、竹内柊平選手です。
彼の歩みで何度考えてもすごいのは、
次の行き先が決まっていない段階で、自分の意思で環境を変えたこと。
「ここではない。」
そう感じたときに、自分で次へ動いた。
そして今では、日本代表に欠かせない存在になっています。
最初からエリート街道が用意されていたわけではありません。
自らトライアウトを受けてチャンスをつかみ、自分の道を切り開いてきた。
今回の収録で出た言葉でいえば、
「本気の人には、本気の人特有の行動がある。」
肩書きや所属組織が自分を輝かせるのではない。
それを全部取ったあとにも、
「自分は何者なのか」
が残る人間になる。
それはラグビーだけでなく、これからの時代を生きるすべての人に必要な力なのかもしれません。
5. 世界トップの選手は「良い人」を超えている
そして今回、最も深い話の一つになったのが、
世界トップの選手たちの人間性です。
ジェシー・クリエル。
ヤスパー・ヴィーセ。
サム・ケイン。
アーロン・スミス。
TJ・ペレナラ。
世界のトップレベルで戦ってきた選手たちが、今、日本でプレーしています。
ヤスパー・ヴィーセは、試合になればまるで野獣のような強烈なプレーをする。
しかし普段の彼から伝わってくるのは、むしろ謙虚さ。
元チームメイトからも、一緒にプレーできたことが財産だったと語られるような存在です。
今回、木坂さんから出た非常に印象的な言葉がありました。
「世界のトップは、“良い人”を超えている。人格者というレベルになっている。」
もちろん、技術は必要です。
フィジカルも必要です。
努力も必要です。
しかし世界の頂点に近づけば近づくほど、
「何ができる人なのか」と同時に、「どういう人間なのか」が問われる。
Rugby Schoolがずっと考えてきた「Character」の話が、ここにつながります。
6. 南アフリカとオールブラックスが見せた、ラグビーという文化
そして今回、絶対に外せないのが、
南アフリカとニュージーランド。
ラグビー界の「Greatest Rivalry」です。
その強度は、まるでワールドカップ決勝。
満員のスタジアム。
歴史。
観客の熱。
国を背負って戦う選手たち。
フィールドには、テレビでは完全には伝わらないほどの「重力」があります。
しかし、さらに心を動かされたのは試合後でした。
あれほど激しく戦った選手たちが一緒になり、祈る。全力で相手を倒しにいくことと、相手を尊敬することは矛盾しない。むしろ、本気で戦ったからこそ、深く相手を尊敬できる。
勝つこと。
強くなること。
相手を尊重すること。
人間として品位を持つこと。
それらが一つの文化として共存している。
ここにラグビーというスポーツの特別な魅力があります。
7. 藤島大さんが教えてくれる「本物のコーチ」
そして今回、最後にどうしても皆さんに紹介したいのが、
藤島大さんが墨田工科高校のラグビー部について書いた記事です。
藤島さんは、ワールドカップ決勝を取材できるような、日本を代表するラグビーライターです。
しかし藤島さんのすごさは、
世界最高峰の選手を見るときも、
なかなか勝てない高校の選手を見るときも、その眼差しの熱量が変わらないこと。
「この選手の個性は何だろう」
「この子の強みは何だろう」
「どんなラグビーなら、この子たちは輝くのだろう」
世界トップの選手にも、名もなき高校生にも、同じように向き合う。
それこそが、本当のコーチなのだと思います。
人を肩書きで見ない。
現在の結果だけで見ない。
その人の中にある可能性を見る。
そして、その人に合った「正しさ」を一緒に探す。
今回の記事には、藤島さんのラグビーへの愛が、そのまま表れていました。
今月のRugby School
今回の収録を振り返ると、
ジャパンの成長。
フィジー戦。
世界最高峰の南アフリカとオールブラックス。
竹内柊平選手。
世界で戦う選手たちの人格。
そして藤島大さんの、名もなき高校生たちへの眼差し。
一見、全部違う話のように見えます。
でも、その下には一つの問いが流れています。
「人は、どうすれば本物になっていくのか。」
本物を見る。
本物に触れる。
自分の基準を上げる。
自分で道を選ぶ。
努力を続ける。
そして最後は、
自分の力を、自分だけのためではなく、人のため、チームのために使える人間になる。
それこそが、ラグビーが私たちに教えてくれる「成長」なのかもしれません。
ラグビーを通して、人間を知る。
ラグビーを通して、世界を知る。
そしてラグビーを通して、
「自分はどう生きたいのか」を考える。
それがRugby Schoolです。
今月もありがとうございました!
Love always,
Ruriko
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