「症状」とは何か? 醫學が認めてこなかった自然治癒力

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「行く川の流れは絶えずして

 しかも

 もとの水にあらず」

とは有名な方丈記の冒頭ですね

川というのは一體何を指しているのか?

って考えると中々面白く

そこに流れる水は變わり續けているのだから

水が川ではなく

地形が川かと言えば

水の無い川は單なる凹地に過ぎませんから

水が流れている現象を川と呼んでいるのでしょう

私たちのからだも細胞は常に入れ替わっていて

10年も經つと前のからだを構成していた細胞はほぼありませんから

「久し振り」だとか「やっとかめ」ではなく

「初めまして」と言わなければならないような状態にあります

一方で

この常に入れ替わる細胞を作る物質は

厳密に選擇されていて

それ以外は基本彈き出します

それを"免疫"と呼び

生き物は緩やかな構造と

厳密な選擇によって

からだを維持しています

では

そのからだに於いて「症状」とは一體何だろうか

生卵を食べる國というのは

ほとんど無いと言いますよね

水道の水が飲める國も兩手で數えられるくらいしかありません

下手をするとペットボトルの水でさえ飲んではいけない

なんて地域もあります

そういったものを食べたり飲んだりすると

戻したり

下したり

という「症状」が顕れるから

卵の生食や生水は飲んではいけないとされるワケですね

ではこのとき「症状」は一體何をしているのか?

からだを維持するに不適切なものの侵入を阻止し

速やかに排泄することで

健全なからだを保とうとしているワケです

つまり

「症状」はからだにとって緊急避難的な重要な働きであって

「症状」が出なくなったら卽

死に繋がってしまったり

後遺症を負うことになったりしてしまいかねない

ということは

「症状」が緩和することが自然治癒力では無く

「症状」そのものが自然治癒力だということ

「症状」は

からだが良くなる爲の働きで

「症状」を惡者扱いしてはいけない

ということです

惡いのは

戻したり下したりすることではなく

戻したり下したりしなければならない状況に

からだをしてしまったことにこそあります

つまり

安全で無い生卵や生水を飲食したことが問題であって

ということは

それらを避けるという判斷や情報を仕入れることも

大きな枠組みの中の"免疫"ということになります

現代日本を生きる私たちは

ほぼ全てが"食べ過ぎ"です

動物の行動原理は

「お腹が空いたから」

"食べる"ではなく

"餌を採りに行く"

です

からだは"空だ"ですので

空腹が通常で

お腹が空いている時こそ動く準備が整っている状態

空腹というのは血糖値が下がっている時に感じるものです

勿論食事をすることで血糖値は上がりますが

血糖値を上げる方法はそれ以外にも

からだを動かすだとか

緊張する

好きなものに熱中する

など色々あります

そうしてお腹がくちくなれば

消化吸収にエネルギーを集中する爲に

休むのが基本

人は何か間違っているように思えませんか?

まして

お腹が空いてから食べるならまだしも

最近ちゃんと"空腹"を感じた方はどれくらいあるでしょう

「食欲」と言いますが

「食欲」というのは「空腹」のことでは無く

「何か食べたい」では無く

「○○が食べたい」です

「欲」なんですから

少なくとも「~たい」である必要があって

更に食べたいものが明確になっているとき初めて「食欲」と言えるのです

ですが

私たちの多くは「~たい」どころか

「空腹」さえも感じること無く

「時間だから」とか

「殘すともったいないから」

などと理由を付けて

食べたくもないクセに食べています

「食欲」を滿たす以外の食は全て

"食べ過ぎ"になります

それは量の問題では無いのです

そして

これは家畜が肥らされる爲に常に餌を與え續けられているのと同じです

何故か

「○○が食べたい」

というとき

それはからだの要求であり

からだの材料を補うなど

不足の補充になります

川で在る爲の水です

それが

「食欲」でなく「空腹」でもなければ

ただの過剩であり

川の水が多すぎれば氾濫しますね

不足すれば補い

過剩になれば排泄する

これは

からだが正常を保つ爲に當然採るべき働きです

不足を補うことを「食欲」と言い

過剩の排泄を「症状」と言います

高齡になるとアチコチ不調だらけのからだになるのは

單にエネルギーが過剩すぎるというだけの話

動かないのに動いていた若い頃と同じように食べてるんだったら

空腹も感じないのに

食欲が無いのに食べてれば

「症状」が出て當然です

逆に言えば

正常なからだであり

生きる力に溢れるからだと言えます

つまり

日本人は健康な人間で溢れかえっているとも言えるのです

しかしそれが

「辛いんです」

と言い

改善したいのであれば

正すべきは「症状」が出ざるを得ない状況であって

「症状」ではありませんね?

それを

本來からだの正常を保つ重要な働きである「症状」を惡者にし

「對症療法」を行うことは

からだの改善を邪魔する行爲であり

つまり

いつまでも良くならない状態を續けさせることです

殘念ながら現代醫學はそういう仕組みになっています

そして

メディアは"おいしい食べ物"を廣告宣傳するだけに飽き足らず

お店の紹介や流行の食べ物など

これでもかと食べ物を與え續けることに腐心し

さらに

不調になっても藥やサプリや健康食品などを

與え續けることだけしてきます

余ったエネルギーが「症状」を出しているのだから

「症状」を出したくないのであれば

これ以上のエネルギーの補充をすべきで無いのは自明ですね

むしろ

排泄に力を注がなければなりません

食品も醫療もあなたを治そうなどとは露とも考えていません

あなたに食を與え續け

不調が出たら藥を與えて治さないように仕向けている

最初に情報も"免疫"だと言いました

本當に良くなりたいのなら

すべきことは單純ですね

最後までお付き合いいただき

ありがとうございます

以下の有料部は

單なるご挨拶だけとなっています

もし良いなと思っていただけましたら

お气持ち頂戴いただけたら嬉しいなと

ライブなどの投げ錢みたいなものと

お气輕にお考えください

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