「野菜から食べる」は絶対ダメ…医師・和田秀樹「高齢者が食事の一番目に手を付けるべき食材の種類」

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野菜から食べる」は絶対ダメ…医師・和田秀樹「高齢者が食事の一番目に手を付けるべき食材の種類

70歳以上の日本人の5人に1人がタンパク質不足

高齢者は健康維持のために、どんな食べ方をすればいいか。
医師の和田秀樹さんは
「高齢者に『ベジファースト』はお勧めできない。
 加齢とともに食事量が減り、消化機能が落ちてくると野菜でお腹いっぱいになってしまい、筋肉の材料であるタンパク質を十分にとれない」
という――。

家庭科で習う三大栄養素

覺えてますか?

脂質

蛋白質

炭水化物

ですね

この中で炭水化物は“非・必須栄養素”と言われるものです

糖質は必須栄養素ではない 大和薬品株式会社

肉食動物草食動物を想い浮かべてみましょう

ライオンや猪、牛、馬、パンダなどの動物たちが

食後にデザートを食べているのを見たことがある方はいらっしゃいますか?

ウチのネコどもが三時のおやつや食後に甘味を欲しがったことは未だかつて一度たりともありません

果實を食べるのは小動物か靈長類くらいではないでしょうか?

「食べ物」と食べられる物の違いを知ることが健康に生きる秘訣

「食べ物」と「食べられる物」は違います

私たちが「何を食べたら良いのか?」

分からなくなっているのは

この「食べ物」と「食べられる物」の違いが

分からなくなっているからです

そこの話はここではしませんので

ゼヒ上の記事を見ていただきたいと思います

少しずつ話を戻していきますね

糖は必ずしも必要な栄養ではなく

むしろ摂らないのがからだの前提となっています

エネルギーチャージ系のドリンクも多種在りますが

これらも結局はエネルギー=糖を摂取するもので

糖は吸収が早く血液に乗って全軆に行き渡り

エネルギーとしてすぐ使えるものなのです

ですが上で見たように糖を摂ることはむしろ稀で

だからこそ糖を摂るとインシュリンが分泌され

血糖値を下げます

全軆に糖が行き渡るからエネルギーになるにも拘わらず

それを抑制するホルモンが分泌されるということは

果たしてどういうことなんでしょうね?

糖はエネルギーですが

私たちのからだは糖を造り出すことが出來ます

必要に應じて造り出すから過不足が無いのですが

外から糖を摂り入れてそれを過不足無く使い切るというのは至難の業

そして上がりすぎた血糖値を抑制しようとしてインスリンが分泌されると今度は血糖値が下がりすぎて眠くなったり怠くなったりします

これを繰り返しているとインスリンが段々出なくなってきます

そうして摂り過ぎた糖を抑制する働きはインスリンしか無く

これがバグったら最早制御不能になります

いくら調整してもしても

たくさん入ってくるんじゃってんで

諦めちゃうんですね

それが糖尿病です

「野菜から食べましょう」

というのはこの血糖値の乱高下を招かないよう

糖の吸収を抑えたいということで

考えられている食べ方です

同じ糖と言ってもすでに糖として加工されているものより

素材の形を残している方が體内で分解する必要がある爲

吸収が遅くなります

だから野菜から食べて

蛋白質脂質を食べて

最後に炭水化物を食べると

血糖値の乱高下=血糖値スパイクが起こりにくくなりますよ

という話がまずあるということですね

コース料理や懐石料理などは

前菜からメインになってご飯などで〆という風に

概ねこの流れになっています

ですが最初に見たように

糖は「非・必須栄養素」なのですから

そもそも摂らなきゃ野菜から食べる必要も無いってことになりますね?

さらには

昔お米を糊として代用したように

糖はベタつくもので

当然腸内にもへばり付きます

それを刮ぐ爲に食物繊維という束子が必要になってくるワケで

からだの材料になるのは動物性の蛋白質と脂質で

これらは完全に分解消化吸収されますから

糖を摂らなきゃ食物繊維も必要無く

これだけ食ってりゃ良いってことにもなります

まあそうは言っても蛋白質脂質の中の毒素を取り除く役目としての野菜という藥が必要となることもあります

これも上記の部員限定の記事を読んでいただきたい話になりますが

いよいよ結論に向かいます

こちらにも書きましたが

「夏バテ」で食欲が無いのは正常?

そもそも食欲が無いのなら

からだ は栄養を求めていないということなのですから

食う必要が無いっていう大前提を

ほとんどの方が分からなくなってしまっています

とくに高齢者はからだを動かす機會も減っていますよね

ということはチャージする必要も少ないということです

燃料が満タンなのに給油したら溢れるだけでしょ?

溢れた燃料は“イザという時の爲”にちゃんと保管されます

でも“イザという時”っていつですかね?

それなのに何とかして給油できないかとアレコレ考えていませんか?

麺ならヨーグルトなら「食べられる」・・・

“食べ過ぎ”っていうのは量の問題じゃありません

必要の無いものを食べる行爲は全て“食べ過ぎ”なんです

もっと言えば

睡眠も消耗の回復行爲です

疲れなきゃ眠れない

エネルギーが剰ってれば眠れないんです

高齢になって動かなくなると

消耗そのものが減るから回復が必要も無い

ってことです

齢をとったから眠れなくなるんじゃ無く

眠る必要が無いから眠りたくならないんです

食べたくないのに食べる

眠たくないのに寝ようとする

これはいずれもからだが求めていないことを強制する行爲です

つまり無理をさせているってこと

無理を續ければ壊れるのは必定です

食いたくないなら食うな

眠たくないなら寝るな

單純な話なんです

食う爲に生きてるんですか?

寝る爲に生きてるんですか?

違いますよね

生きる爲に食って

生きる爲に寝るんでしょ?

ここがアベコベになってるから

おかしくなっちゃうんですよ

和田先生の仰ってることは間違っているワケではありませんが

そこよりもひとつ奥まで考えないと

結局は無理がかかります

無理というのは理が無いと書きますね?

理に適った生活をすれば

生き物はそもそも病気になんかならないんですよ

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