私の本業は中国思想の研究です。

研究は，客観的な知識や，さまざまな歴史上の事象に対する新しい見方を得ることを目的とするものです。

一方，思想というのは元々人々が生きる上での指針となったり，社会の基盤とするために考えられ，継承されてきたものです。

私自身，生まれてからそれなりに年月が経ってくると，いろいろな問題にぶつかりますが，「自分が学んできた思想は，本来こういう時に参照されるものではなかったか？」と思うことが増えてきました。

また，世の中のいろいろな人を見ていても，「こういう状況なら，今のよくわからない誰かに頼らなくても，昔の本を読めば十分なのに」と思うこともあります。

いろいろもったいない気がする今日この頃です。このままではもったいないので，自分でも何か発信しようと思っています。

ただ，中国思想については，すでに本なども無数にあり，その中でどのような方向でコンテンツを蓄積し発信していけば良いのか，よく分からないのが現状です。