「この世界に、幸せな家族が増えますように」
それは私の小さい頃からの願いでした。
幸せな家族が増えたら、そこから輪が広がって、みんな幸せになっていくと思うから。
私はそういう想いをずっと持ってきましたけど、それは小さい頃には私にはなかった、少なくとも当時の私にはないと感じられていたから、というところから始まっています。
1人でいることが多くて、人と話すのも苦手、コミュニケーションも苦手で、1人で過ごす時間が多い人生を送ってきて。テレビドラマで描かれる幸せな家族の光景は、私には遠い世界の物語のように感じられて。でも、幸せな家族に対する希望、自分が持てたらいいなというのも、世界に増えたらいいなという希望もあって。
研究の道に入った時に、その想いに沿うようにして、いつの間にかジェンダー研究とか家族社会学に入り込んでいきました。家族関係のカウンセリングを得意とするカウンセリングの機関で4年くらい、受付をやったり、グループカウンセリングの記録をしたりもしていました。
家族の現実が知りたくてやっていましたが、そこでは普通に暮らしていたら全く知ることができないような家族の話をたくさん聞くことができました。本当にいろんな家族がいるし、私たちが通常思っているようなことからは想像もつかないようなことが家族の中では起こっているんだなあと。
なので、そこからどうやって幸せな家族を作っていくことができるのか、ということを私はたくさん考えてきて、勉強もしてきました。それをシェアできる機会があればいいかなと思って、「ジェンダーに橋を架ける本を読む会」を始めました。
家族の中には男性も女性もいるし、ジェンダーが違う人たちが家族を作り上げることが多いから、違いを認めていくことも必要になるわけで、そういう意味で自分と違うジェンダーの人を知るというのはとても大切なことです。というわけで、ジェンダーに関する本をみなさんで読んでいっています。
今回は『10代から知っておきたい女性を閉じ込める「ずるい言葉」』(森山至貴)を読みます。教科書的な内容なので基礎として知っておくのはいいんじゃないかなと思って、副部長の堀切さんが推薦してくれたものを読んでみようかなと思います。
私は家族のカタチはいろいろあっていいと思っていますが、人と仲良くなるのが家族の始まりとしてあると思うので、そういう集まりみたいなものもやっていきたいと思っていて、午後の14時からはお花見もしたいと思います。ご興味ある方は参加してみてくださいね♪↓
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