「夏バテ」で食欲が無いのは正常?

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暑い時期に

食欲が無くなったり

怠い・疲れやすい

眠れない

などを「夏バテ」と言ったりします

「食欲が無い」というとほとんどのアドバイスは

喉を通りやすい物を食べましょうとか

栄養のあるものを食べましょうとか

「食いたくない」っていうからだからの要求を無視して

「無理してでも食え」って言いますよね?

「症状」ってのはからだが治ろうとしている時に生じる反應です

悪いものを食べたから戻したり下したりするのであって

そういう反応が出なくなったらからだの中は腐って死ぬことになります

それを一番避けたいのがからだの欲求ですから

からだの反應は最も生存の爲に正しい方法を選んでいます

「食欲が無い」っていうことは

「今は食べ物を摂る必要が無い」「要らない」っていうからだからのメッセージです

消化吸収ってエネルギー補給のつもりの方が多いと思いますが

實は結構なエネルギーを消費する活動だったりするんです

補給の爲に消費するってそんな非効率な方法をからだが持っているハズが無いので

食って言うのは違う意味があるというのが

私の考えですが

それは取り敢えず置いといて

「食欲が無い」時というのはですから

そこにエネルギーを使いたくない

他でエネルギーを使う用事があるってことです

私たちは意識できる部分しか認識出來ていませんが

からだは休まず樣々な活動をしてくれていますよね

心藏もそうだし内臟たちもそれぞれ樣々に働いてくれています

血液をポンプしようと思って心藏を動かしている人はいませんし

肝藏で解毒や分解をしようとか

胃で消化して腸で吸収して

って考えて行っている人はいません

ですが勝手に皆働いてくれています

熱を産み出したり

リンパや白血球などが異物等々を取り除いてくれたり

血小板などが修復してくれたり

古くなった細胞を取り除いてキレイにそこに新しい細胞を組み入れたり

私たちのからだは毎日建て替えしているようなもので

破壊と再生を繰り返すことで保たれています

することは山ほどあります

そしてただでさえ「食べ過ぎ」の私たちのからだには2ヶ月くらい余裕で生きられるだけの蓄えがあると言われています

食べたものが即エネルギーになってるつもりかもしれませんが

食べたものが消化吸収されるのには半日くらいかかります

ガソリンや石炭のように入れて燃やせば動くエンジンや蒸気機関ではありません

動物を見たって餌を採る爲に行動し

食べたら食休みが必要なのが

食べるという行爲です

そこを勘違いしてはいけません

一時食べなくたってどうってこと無いんです

そして食べないことでからだにはやりたいことがあるんです

それが修復なのか體溫を上げることなのか

何かは一概には言えませんが

それなのにわざわざ“喉を通る物”を探し出して

“無理に”食べるということは

からだのやりたいことを邪魔してるだけですよね?

からだは生存の爲に最善を尽くしています

そのからだの要求を無視して無理を強いるということはつまり自殺行爲ということです

私たちはこういったからだだけでなく樣々な行動の中で本來の自然な在り方を無視して

自殺行爲としか思えないことを結構やってしまっています

だからAIとかに人間は死にたがってるとか言われちゃうんですよ

どうせ200年もしない内に死ぬんだから

わざわざ焦って死に向かう必要は無いと思うんですけどね

生まれて死ぬということが決定付けられている私たちの最も効率的な生き方は

生殖可能年齢になったら子供を作って15歳くらいまで育てたら死ぬことです

縄文人とかは平均寿命が30歳くらいだそうですから

彼女らが最も効率的な生き方をしていたと言えます

人生100年時代とかいう私たちは

非効率的な生を生きているということ

だったら思う存分道草を愉しめば良いと思うんですけどね

暑さを利用して からだ を刷新しましょう
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