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夫婦の道のりは、決して安泰ではありません。脳の7年周期に従って7年ごとに危機がやって来ます。結婚7年目、男女のときめきが消えて、本当の「夫婦道」はここからです。結婚したその日から夫婦の時計は、「男と女の7年」、「戦友の7年」、それから、「関心と無関心のゆらぎの7年」を経て、腐れ縁の域へ入って行きます。7年ごとに相手に飽きて(あきれ果てて)この人で良かったのかと逡巡しつつ歳を重ねます。夫婦は定年を迎えて、初めてしっかりと向き合う事になります。わたしも切実に実感しています) 夫婦は、なぜムカつきあうのか? 脳科学者の黒川氏曰く、男と女は、あらゆるシーンで正反対の答えを出す「真逆の装置」だそうです。そうである以上、男女は譲り合っていては危ないのです。互いにムカつき合い、、、喧嘩をする事でその場の正解を最速で出すシステムになっています。つまり、男と女は、ムカつき合う事が大前提のペアの装置なのです。ただただ共感して欲しい妻に「相手はここが悪いがお前はこうすべきだった」などと正論を言ってしまっては、地雷を踏みます。わたくしなんぞはこれでどれほどの地雷を踏んだことか。。「男と女は同じ。仕事も家事もイーブンに分け合え」なんて絵に描いた餅です。男と女は違うのです。夫婦は「真反対の機能」の組み合わせです。そう自覚する処からしか本当の夫婦は始まりません。男と女は生物多様性の論理にのっとって、正反対の感性の持ち主に惚れます。遺伝子の免疫抗体の型を決めるHLA遺伝子が一致しない相手に発情するそうです。つまり、ムカつき合う事こそ、愛の正体だったのです。