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ハゲていない人にハゲと言ったところで相手を傷つけることはありません。攻撃力ゼロです。しかし、ハゲていることに対しコンプレックスを感じている人にしたらハゲに関するワードには敏感に反応し、当然、偏見とも感じてしまいます。要は、相手からしたら気にも留めない何気ない一言が、自分の中ではコンプレックスとなっているため、偏見されたと感じてしまいます。「コンプレックス=偏見」。これは逆の見方もできます。誰かの発言に対し「偏見に感じた」というものがあるとすれば、それは、自分でも気づかぬうちにコンプレックスを感じている可能性があるということです。潜在意識の中では、何か(ハゲ)に対し偏見を自分自身が感じているからこそ、その言葉を他人が言った時、怒りとなって表面化します。
あなたは最近、誰かの発言で怒りを感じた事はありませんか?もし、あるとすれば、それはあなたのコンプレックスである可能性があります。なので、それを怒りに変えるのではなく、克服する手段として使う事が出来ます。コンプレックスはパワーです。そのパワーを悪い方向に使うのではなく、プラスの方向に向けることで、他人には真似のできない武器(エネルギー)に変えることができます。