歩く技術が必要な理由

「歩く」とは、人間が最も日常的に行う全身運動である。

現代社会は、便利過ぎるが故に、現代人は先人が獲得してきた

「歩く」と言う素晴らしい能力を自ら手放そうとしている。

なぜ出来なくなっているということに気がつかないのか？

それは、自我がない頃から歩き始めて、今でも毎日歩いているからだ。

その歩き方が正しいのか間違っているのかを誰にも教わった事がない。

例えば一度大きな怪我をして歩けなくなったような人は、

「歩く」とはどのように行うのかを考えた事があると思う。

こうやって足を置いて、体重をかけて、体を運んでいく。

毎日やっていたはずのことを取り戻すのが如何に大変かがわかると思う。

正しい歩き方とは何なのか

本来であれば全ての人が出来るはずの能力を取り戻して欲しい。

現代人はほとんどの人が「歩く」という運動に関して

マイナスの状態にいるので、ゼロの状態に戻して欲しい

この本では正しい歩き方を身につけられるための技術をお伝えする

まずは正しい歩き方を身につけてからいろんなことを楽しんで欲しい

歩く技術と言っても特別なことではなく

人間が元々持っている

歩く為の前提条件を整えていく

例えば片足で立てるようにする

例えばお尻の筋肉を使えるようにする

例えば足の指を使えるようにする

その技術をみにつければ

人生の最期まで己の脚で歩くことができるだろう