身体の声を聞く

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【身体の声を聴く】

どうも。石神です。

9月入ってもうニ週間以上が過ぎようとしています。

そろそろ今年は何をしたのかな?

と振り返ってみるのも良い頃かなと思います。

ついでに身体のことも気にかけていただけると良いなと。

人間は身体という実態の有るものと、意識という実態の無いもので出来ています。

身体に痛みがある と 意識がそれを認識する

つまり、実際に身体に「痛くなる要因」になりそうな場所が有っても

意識として認識されていなければ、それは痛くないんです。

例えば、小さな子供が転んだ時に、親が抱き上げながら、

「痛かったね〜?大丈夫?」

と声をかける事によって、子供の意識の中では、

「これが痛いってことなのか」と認識されるそうです。

転んだ時に泣いているのは、実は痛いからではなく

ビックリしただけかもしれないんですよ。

この認知のシステムが働かなくなってしまったら、

身体に何が起きていても感じる事が出来なくなるんです。

筋肉はガチガチに固まっているのに、

「私、肩凝りなんか有りませんよ」っていう人がいるのは

まさに、自分の身体に何が起きているのか感じられなくなっているという事。

この状態になってしまうと、痛みが出るまで気付く事が出来ません。

カラダが痛くなるというのは、身体からの危険信号であり、警告です。

慢性的な肩凝りや、慢性的な腰痛を持っている方は、

身体から危険信号がでているという事。

身体からは「これをどうにかしてください!!」と言われているという事です。

なんとかこの状態になってしまう前に対処出来ないものか?

硬くなってしまった筋肉はストレッチをしたり、

マッサージをしたりしてほぐすのが効果的です。

しかし、硬くなってからでは、対処に過ぎないので、

自分の身体との対話を重ねて行く事によって硬くならないようになって欲しい。

身体との対話を重ねるというのが、

僕の定義するところの「トレーニング」です。

人間は自分の身体を自分でコントロールしている。

これは事実なのですが、その精度がそれぞれかなり違います。

例えば、オリンピックに出るような体操の選手は、

見た事のある技はだいたい自分の身体で再現出来るそうです。

見た事を自分の頭の中で再現して、それを高いレベルで身体に動作として表現する。

こういう事が行われているわけですが、

俗に運動音痴と言われる方は、

見た事や、頭の中でイメージした事を自分の身体で表現する事が出来ません。

運動音痴の人がボールを投げる時、

ものすごくギクシャクしたような動作になるのをイメージ出来ると思います。

逆にトップアスリートは自分の身体を思った通りに動かせるので、

動作が流れるようにスムーズに行われる。

これが自分の身体をコントロールしているという事。

さらに重要なのが、自分の身体の状態を感じるという事。

動作をするときに、どこにどう余計な力が入っているか?

どこの力を抜いて動かせば良いのか?

などなど。

自分の身体を感じられる力です。

これは、動いている時だけではなく、

リラックスしているときにさらに重要になります。

筋肉をほぐそうとした時、ストレッチをしようとした時、

自分の身体のどこに張りを感じるか?

どこが硬くなっているか?

疲れているのか?

筋肉のだるさを感じるのか?

などなど。

これが自分の身体の声を聴くという作業。

これが出来るようになるためには、

自分で自分の身体をコントロール出来るようになる事と、

いつも自分の身体との対話を繰り返す必要があります。

定期的にマッサージ通っても良いと思います。

そしたら、筋肉が硬い時と、柔らかい時の差を知る事が出来るようになる。

人間は差が無いものには反応が出来ません。

毎日硬い状態の筋肉では、それが普通になってしまう。

だから、いつもほぐしておく。

今日は少し硬くなっているかな?

今日はいい感じかな?

良い時と悪い時の状態を知っておく。

良いときを知っているから、悪いときに気付ける。

そうやって身体の声を聞いていく。

自分の身体をコントロールする。

なかなか自分で自分の筋肉が硬くなっているかどうかを

確かめるのは難しいと思うので

他人の手を借りるのも一つの手段だと思います。

信頼出来るトレーナーや施術師を見つけておく。

するとより、自分の身体との対話はしやすくなると思います。

というところで。

今日はこの辺で。

石神ノリカズ

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