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多くの人(あなた)は自分が自らの意思で人生を歩んでいると錯覚していますが、実際にはあらかじめ用意されたレールの上をただ進んでいるに過ぎません。朝起きて、決められた時間に出勤し、決められた言葉を交わし、自動的に沸き起こる感情を処理している内に一日が終わる。この一連の流れの中に本当の意味での「あなた」はほとんど存在していません。身体だけが自動機械の様に動いている状態、それが日常の眠りです。目覚めている様に見えて、あなたの意識は深く眠ったままです。その姿は、まるで用意された映画の脚本通りに演技を続けている登場人物です。もし意識的な意図によって現実を構築できていないなら、あなたは自由に歩き回っているとは言えません。ただ与えられた役割を忠実にこなしているだけです。自分の人生という物語の主導権を失い完全に映画の内側に取り込まれて生きている状態。意識が眠っている時、人は本の中に描かれた差し絵の様な架空の存在に成り下がってしまいます。ページの上の平面に描かれた「紙の人間」には、自らの力で動く事も環境を変える事も不可能です。「囚人」の様に、その場にじっと貼り付けられ、ただ展開するストーリーを受け入れるしかありません。自分の意志で現実をコントロールできない眠れる人間は、この紙の人間と本質的に何ら変わりがない無力な存在です。架空の人間とあなたを分ける違いはほんのわずかです。「なぜ全てが思い通りにならないのか」と叫ぶ不満の瞬間にだけ、稀な自己認識のきらめきが走ります。しかし、その目覚めの兆しも一瞬で消え去り、再び深い眠りの中へと戻っていきます。あなたは相変わらず、エゴに端を発する小さな内的意図に突き動かされ、愛されたい、認められたい、助けてほしいと願いながら、脚本の通りに自動的な行動を繰り返します。無意識のレールから抜け出すためには、先ず、自分が眠っているという「事実」を自覚する必要があります。あなたは、長年、自分の性格や立場、過去の成功や失敗といった物語の設定を「自分そのもの」だと信じ込んで来ました。しかし、それらは、映画の「脚本」が用意した属性に過ぎません。自動再生される思考や感情の流れから一歩身を引き、「操られている自分」を客観的に認識する事から、運命の支配を打破する旅が始まります。
