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人の心は、常に移り変わる「無常」です。心は一箇所に留まる事ができず、常に何かを求め、あるいは何かを避けようと動き続けます。これは、心という存在そのものが持つ基本的な性質です。その為、「いまここ」に集中しようと思えば思うほど、実際には心が激しく動きます。心が向かう先の一つは「過去」です。「あの時、ああしていれば」という後悔や自己否定に囚われます。既に終わった出来事であるにも関わらず、頭の中で何度も再生する事で、まるで今その苦しみが発生しているかのように錯覚します。心はコントロール可能な「幻想の過去」に逃げ込む事で、現実の直視を避けようとします。もう一つの行き先は「未来」です。「失敗したらどうしよう」といった不安は、未だ起きていない事に対して、脳が捏造した最悪シナリオです。しかし、心はこの不確かな未来に意識を飛ばし、不安を増大させます。自作自演の「独り相撲」ですから非生産的です。この様に、あなたの不安や苦悩の多くは、「いまここ」ではなく、実体のない過去や未来という記憶や想念の幻想(自我)です。これが、「自我の正体」であり、あなたの今の人生が釈然としない理由です。そして、あなたはこの幻想(自我)を自分と同一視して苦悩し続けて生きています。この真実とカラクリに目覚めなければ、あなたは一生「自分の人生」を生きることなく生涯を閉じます。という事を砂時計は教えてくれています。
