時間の正体(心の地動説)

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「時間」は、心の構築物です。「過去・現在・未来は、頑固な幻覚にすぎない」(アインシュタイン)。私たちの脳は、“出来事”を線で結び、“時間”という物語をつくります。だが、実際の体験は、“いまこの瞬間”にしか起きていない。つまり、“いま”以外は存在しない。それでも人は、「時間の奴隷」になりやすい。「過去への後悔」、「未来への不安」。どちらも「現実」ではなく、「思考」が描く幻想です。この幻想に気づくと、時間の支配から自由になる。「集中」とは、“今“に完全に在ること。集中とは、努力ではなく、「存在」の状態です。未来を気にせず、過去を引きずられず、“目の前の一瞬”に全エネルギーを注ぐ事。脳科学では、これをフロー状態と呼ぶ。フロー中は、脳波がα波〜θ波の中間になり、「時間の感覚が薄れる」。自己意識が消えるといった特徴がある。つまり、“時間が消える”ことが集中の本質です。「いまを生きる」とは、“呼吸”を取り戻す事。呼吸は、“時間”の中で唯一の“いま”の証です。 未来の息も、過去の息も吸えない。だから、「呼吸」に意識を向けるだけで、人は自動的に“今”に戻ります。仏教では、「一息三千(いっそくさんぜん)」一つの呼吸の中に宇宙がある、と説きます。 つまり、“今を生きる”とは、“呼吸に気づく”こと。 時間の流れが止まり、「存在そのもの」に還る瞬間です。“今”を生きる人に、「未来」は、自然と微笑みます。


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