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「悟りの本質」とは、「思考は私ではない」に気付くことです。「私」（真我）というのは、肉体や感覚、心理的な現象を超えた、個人個人の本質的な自己（魂）のことです。人間は、「私」の本質を理解する事によって、苦しみや輪廻から解放されます。つまり、「私」（自我）というのは、あくまで、自分の身体から見る人生を観測している「傍観者」仮想であり、感覚や思考なんていうものは肉体に紐付いた「現象」に過ぎません。それを上空から俯瞰し観測している「魂」の様なモノが、「本当の自分」です。「本当の私」は身体の外側から観測している「大きな存在」です。本当の私という本質「大いなる存在」を知る事であらゆる不幸や苦しみから解放される。これが「悟り」です。そもそも「私」（個）などというものは存在していなかったという事です（諸法無我）
