エゴの構造

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「覚醒」(目覚め)とは、特別な事ではありません。それは、「今、この瞬間に在る」という事です。人の心の中には「エゴ」という構造が存在しています。これは自分という存在を保つ為に常に何かと結びつこうとする働き(同一化)の事です。例えば、エルメスのハンドバックであったり、お金や地位など。そしてもっともっと欲しくなります。(ドーパミン報酬系=足し算) その根底には、「今のままの私では価値がないのでは?」という見えない空虚が潜んでいます。この空虚こそが、何度も何度も同じ処をグルグル舞する思考と感情のループの原因です。これが「エゴの仕組み」=自分と言う感覚にしがみつこうとする無意識の反応です。他人に対する「怒り」も「劣等感」も「嫉妬」も全ては「自分という幻」を守る為の苦しい戦い(抵抗)です。

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