トルストイとミレーの晩鐘

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「金も地位も名声も」結局、何も意味なかった」そう感じる瞬間が人生には訪れます。人生の後半で「本当に大切なもの」とは何か?子供が成長して手を離れ家庭での役割は変化し体力の衰えや親の介護。このまま惰性でいいのか?シンプルな生き方との出会い。富豪トルストイを変えたのは領地で働く農民の姿でした。学も財産も持たないが彼らの表情には安らぎ(be)が宿っていた。そこには競争や見栄とは無縁の繋がり。知識やお金では満たされない幸福の形。現代の私たちも効率に追われ、AIに解を求め自然の流れを感じる余裕がありません。散歩や家庭菜園・家族との食卓で取り戻す事はできます。シンプルな営みの中にこそ、人生後半の豊かさ(be)がある。感謝の習慣がもたらす変化。50代を過ぎると当たり前の日常が変化します。親しい人との別れ、体の衰えに直面し、小さな恵みに目が向く様になります。そこでの秘訣は感謝の習慣です。感謝は免疫力が高まりストレスにも強くなります。文豪のトルストイが、農民の暮らしに惹かれたのも、彼らが自然や恵みに感謝して生きているからです。その姿は現代人が忘れてしまった「生きる本質」(be)を映しています。50代からの人生は、「足し算」(do)ではなく、不要なものは、削ぎ落していく「引き算」(be)の人生です。


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