頑張る(ドーパミン報酬系)

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「頑張れば救われる」それは本当か?「頑張っている」はずなのに、なぜ、あなたの心はこれほどまでに疲弊しているのか?資格を取っても、昇進しても、フォロワーが増えても、その喜びは一瞬で消え去り、また次の目標を探し始めます。まるで、頂上の無い山を延々と上り続けている様な感覚です。この終わりのない渇望の正体は「ドーパミン的幸福感」です。脳科学。ドーパミンとは報酬を得た時に脳内で放出される快楽物質です。しかし、このドーパミンには非常に厄介な性質があります。それは、一度得た刺激にはすぐに慣れてしまい、次はもっと強い刺激を求めます。もっともっと。と、より高い地位、より多くの収入、より大きな名声。。手に入れれば 入れるほど、幸福のハードルは上がり続け、報酬の「無限ループ」に囚われます。次はもっと強い刺激を求めます。(足るを知らず)より高い地位、より多くの収入、より大きな名声、手に入れれば入れるほど、幸福のハードルは上がり続け、報酬の無限ループ(足し算)に囚われます。これが、頑張っているのに、いつまで経っても満たされない感覚の脳科学的な正体です。そして、現代において、このドーパミンの無限ループを最も強力に加速させている装置があります。それが、スマートフォン&SNSです。画面をスワイプすれば、友人の成功体験や、他人の華やかな生活が次々と目に飛び込んで来ます。それらはあなたの脳に強烈な刺激を与え、「自分も手にいれなければ」という、本来は不要だったはずの欲望を植え付けます。気付けば、自分の人生を生きているのではなく、他人からの「いいね」という承認を得るだけの奴隷になってしまう。自分の現在地と、他人と言う幻想を、常に比較し続ける「比較地獄」(分離地獄)の中で、あなたは、心をすり減らして疲弊しています。この比較地獄からの脱出方法を説いているのが、「砂時計哲学」です。



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