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「財産」には「無形」と「有形」の財産があります。「有形の財産」は、金や家、土地、車、宝石などです。これら目に見え形があり触れる事ができる財産は、一見しっかりしているものの様に見えますが、使えば減って行きます。水に流されたり、火に焼けたり盗まれたりして、いつ無くなるか分からないものです。一方、「無形の財産」は、知識とか信用、人間観や人生観などです。これらは目に見えない形のない財産です。一見頼りない、当てにならないものの様に思いますが、一旦、この無形の財産が身についたら落としたり盗まれたりする事がありません。簡単に消えたり無くなったりしません。失い易い有形の財産を持っているより、一度身についたら離れない無形の財産を持つ人の方がはるかに幸せです。例え貯金があっても、使えばどんどん減って行きます。減っていく残額に「いつまで保つだろうか」と不安が募ります。しかし、収入を生み出す知識さえ持っていれば、今は手元に貯金がなくてもいつでも稼げますから心は安心です。儲かって羽振りが良くても信義を欠くビジネスをしていれば、会社が傾いた時誰も手を貸してくれません。目に見えぬ「信頼」という財産を築いて来た人は、たとえ社会情勢が激変しても、次々と支えてくれる人が現われます。苦しいことが起きた時、「あいつのせいだ、こいつのせいだ」と誰かをうらみ、余計苦しみを深めていく人もあれば、「己のまいた結果だ」と反省し、向上の学びと受け止め、より成長を遂げる人もあります。これは、その人の思考法、ひいては人生そのものの見え方の違いから来るものであり、目には見えませんが、この考え方の違いが、両者の人生に著しい差をもたらします。金や家、土地、株、車、宝石などの「有形の資産」を追いかける人より、知識や信頼、ものの考え方などの「無形の資産」を築いていく人の方が、結果的に、「有形の資産」をも築くことに成ります。これが、砂時計哲学のエッセンスです。