4.ボードの機構作り

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このゲームにおいて、ルール作りと並んで最重要事項となるのがボードの機構。

ゲームとしての面白さについてはまだまだ細かい調整が必要ながらも、最初からそれなりに面白い感じだったので、改良していけばどうにかなるだろう。

しかし、この機構についてはどうしたら良いのか、今までとは違った部分の頭を悩ます日々が始まるのだった。

最も大きな特徴で絶対に外せない要素となるのが、ボードが回転すること。

その他にもミサイルを発射するためにはエネルギー(後に燃料に名前が変更される)を貯めなければいけないのだが、それをどうやって分かり易く表現するのか。

これらの問題を同時に解決する機構を考えなければいけないが、何しろこの手の機構のものは世の中のボードゲームにも恐らく無いし、参考に出来そうなものもあるのか分からない状況で、完全にゼロから考えなければいけなかったので、そもそも実現可能な機構なのかも何とも言えなかった。

まずはボードを回すにはどうするか?

初めてのテストプレイの時には、ボードを回転台(モニター置いたりするやつ)に置いて回転させていたから、回転台を同梱することも考えたが、そういう案は最終手段として、出来るだけ紙で実現したい。

回転台を使ったのと同じような機能を実装するとなると、1枚の紙だけでは無理で、2枚の紙の中心にピンか何かを刺して、下の紙を土台として固定し、上の紙を回転させるという機構を考えた。

ピンの部分はとりあえず紙を挟めるクリップを変形させたものを使ったので、丁度良い感じのピンが上手いこと見つかるかとか部品を探す必要はあるけど、これなら回転部分は何とかなりそうな気がする。

もう一点、ミサイルのエネルギー部分をどう表現するのか?

最初はボードの表面にメモリを描いて、その上に置いたミサイルカードの位置でエネルギーの数値を見極めていたが、一見すると数字が分かりにくい(21まであるため1つの数字の幅が狭い)、ちょっと触ったらミサイルが動いてしまって数字がずれるといったどうにかしなければいけない問題もあった。

それとボードの端の方に行くと段差ができるので、カードがボードから落ちてしまうという問題もあったので、そういうことが全部解決できる閃きが不可欠だった。

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