リサーチ後で、文章を書く前にすること

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文章構成(フォーミュラ)

前回の記事で、文章構成について説明しました。

文章構成にはAIDAなど種類がいくつもあり、

どれもセールス効果を追求しています。

文章構成検討はコピー制作の全工程から言うと、

まずリサーチをした後で、書き始める前の工程です。

人によって違いはあるかもしれませんが、

文章構成を検討しないで書き始めても混乱するだけ。

コピー(文章)には「魂」を入れないといけません。

「魂」とは、訴求とか心理トリガーとかですが、

最近、ある人のウェビナーでいい話を聞きましたので

シェアします。

ウェビナー講師は「プリンセス・マーケティング」著者の

谷本理恵子です。

彼女、女性向けのマーケティングを教える高額塾などを

している人ですが、合格率1.5%という難関の

ダイレクト出版認定セールスコピーライターでもあります。

その彼女が、リサーチ後にすべきこととして、

「逆算」と「設計」があるといいます。

「逆算」

「逆算」とは彼女独自の用語ですが、

まさに訴求ポイントを見つけ出す工程です。

これをしないと、文章を書いても伝わらず、

反応も取れないといいます。

方法は、まずリサーチの段階でした「購入者の声」を

調べ、共通する良い内容を見つけることです。

3人以上言っていると、ベネフィットの可能性大。

これは販売元が言っていることと違うことが多い

そうで、やはりリサーチが大切ということです。

重要なのは、共通するキーワードの周辺にある言葉です。

これが、購入させた心理トリガーになった言葉かもしれません。

まさにお宝発見みたいですね。

見込客の「読まない、信じない、行動しない」の壁。

これを心理トリガーになる言葉を見つけることで

「行動しない」の壁を打ち破れるとのことです。

もっとも彼女は、「行動しない」と「行動する(ゴール)」

の間には深い溝があるといってましたけど。

ここでは、壁と溝は同じですね。

設計」

「逆算」を終えたら「設計」の工程です。

文層構成などを検討します。

大まかなあらすじも考えます。

コピー作成を委託されると、クライアントから

設計図を見せてくれと言われたりします。

客の目に触れますから丁寧にする必要ありです。

設計図が固まると、書き始めるというわけです。

コピーライティングにおける性別

彼女は、女性向けのマーケティングや

コピーライティングが専門です。

そして女性の考え方や心理は違うとの主張です。

彼女によれば、ジェンダーレスの中に男女の違いを

上手く利用する、ような言い分です。もちろん、

コピーライティングでの「性別表現はタブー」は守りながら。

コピーライティング的に男女の違いをいいますと、

◇男性は、

・モテたい

・客観的な評価が欲しい

・全部読む

などです。

これに対し、

◇女性は、

・満たされたい

・主観的な満足

・飛ばし読み

などです。

違い、分かりますよね。

女性の「主観的な満足」って、女性によって

欲求が違っているということです。

そう言えば、私の友人は、何人かの女性から、

「私にとってはベストだったの」とか

「その時は最高だと思ったの」とか

言われて、何度も泣いたといってました。

何で泣いたのかはいまだに不明ですが・・・

まぁ、女性の欲求を特定するのは難しいです。

でも「逆算」や「設計」を行うことで高い反応が

得られそうですね。

(敬称略)

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