エゴの取説

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「愚痴」とは108の煩悩の一つで怨み、恨み、妬み、憎しみ、といった心(愚かな心)のこと。「愚痴」は天に向かって唾を吐いているようなものです。全部それは我が身に戻って来ます。恨みは恨んだ相手には何ら影響を与えません。本人が苦しむだけです。あなたは、心の中に地雷を持っています。どうするか?愚痴から抜け出す方法。自分はエゴに支配されていると気付き、「今の言葉遣いはエゴだった」と気付き「今の行動はエゴによるものだった」と気付き、頭の中で「私が」・「私が」・・「私が」という音が鳴り続いていることに「気づけばいい」だけです。「これ、エゴじゃないか?」と気付いた瞬間「エゴ」は消えます。なぜなら、「エゴ」は、人工的に造られた「カサブタ」の様なもので、「本当の自分」(真我)ではないからです。「本当の自分」(真我)に見付かってしまったエゴは、恥ずかしそうに、その場から退場します。エゴが、あなたの思考や感情を支配できているのはあなたが「本当の自分」による気付きが無い間だけです。だから「エゴ」と無理して闘う必要はありません。ただ手放すことです。「気付き」の瞬間が多くなればなるほど「エゴ」の登場回数は減ります。その為には「エゴ」を否定するのではなく、単純に「エゴ」を認め、受け入れ、「手放す」事です。「気付く」だけでこれらのプロセスが一瞬で行われます。「気付いた」という事は、「エゴ」を「エゴ」の外から観察できたという事です。「エゴ」が潜在意識の奥底を占領し続けている間は、例え宇宙の叡智から直感が来ていても分かりません。「エゴ」を手放し、手放し、。。と玉葱の皮を剝く様に「引き算」を根気強くやり続けていると潜在意識がきれいになっていきます。光の通りが良くなります。すると、エゴの武器であった「欲望と不安」という2つの感情がなくても動けるようになります。「本来の自分」が持っていた感情、愛と感謝によってそれらの行動は混じり気がなく宇宙の叡智に基づいた支援で力強いものです。「エゴ」が「エゴ」を引き寄せ続けていたのと同じ様に、愛が愛を引き寄せ、感謝が感謝を引き寄せます。


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