どんな出来事にも、陽（ポジティブ）な側面と陰（ネガティブ）な側面の両面があります。コインの表があれば、裏があります。磁石のN極とS極、男と女。光には影があります。この宇宙は二極性で成り立っています。この二つは切っても切り離せません。物事には必ず両面が揃っていて、片方だけを手にする事は不可能です。それは、私たちの体も同じです。生と死。実は、両方が同時に存在しています。私たちは常に、「生」として、新しい細胞を生み出し、「死」として、古い細胞は死んでいます。私たちの身体は、常時「生と死」が、同時に存在しています。「症状」と、「健康」も、同じです。常に、私たちは、「症状（困難、試練）を抱え」、「健康（至福、支援）も手にしています。全く「症状（困難）」のない人などいません（太極図＝陰陽の法則）。「戦争と平和」も同じ、「成功と失敗」も同じです。常に両面が揃って、存在しているのが「真実」です。それが、「愛」です。「愛」とは・・相反する両極性の共時的統合のことです。簡単にいうと、同時に起こっている、正反対のものを、統合したもの、それが「愛」です。これが、この世界全てにおいて言えるのです。この世界は、常に、「陰と陽」の両方が、同時に存在しています。（陰陽の法則）ということは、この世界は、片方だけのものが、存在しないので、「愛しかない」という事になります。でも私たちは、片方だけを求めてしまいます。これが偏った愛＝偏愛です。そんなマイナスのない、プラスだけの世界を求めると、何が生まれるか？不安や悲しみ、怒り、嫌悪、うつ・・・そういったネガティブな、感情を生み出すのです。その様なネガティブな感情は、あなたが偏った世界（天動説）を求めている、お知らせでもあります。もしそういった苦しみから抜け出したいのなら、「愛の本質」（唯識）（地動説）を知る事です。