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あなたは「現実」を錯覚しています(天動説)。人は自分の現実を自分が創造している事に気付いていません。自分とは、肉体の自分(自我=顕在意識)と目に見えない高次の自分(真我、魂)です。自分=潜在意識(真我)+顕在意識(自我)です。「自分」が「現実」を創造しています(唯識)。自我は現実を経験する事が目的で高次の「自分」が現実世界を創造しています。これが腑に落ちればあなたは覚者です。覚者は現実の出来事に一喜一憂しません。どんな現実もただそうであると受け入れ、不安や恐れから行動を起こす事はありません。一方、多くの人は、不安や恐れ(過去の思い込み)をベースに生きています。不安や恐れを元に行動しても多くは上手く行きません。その為、頑張り、努力し続けることが欠かせません。我慢して頑張り、努力することが唯一の方法である様に教えられます。しかし、頑張って努力しても結果は上手く行きません。苦悩は頑張っても解消しません。頑張らない事です。我慢して苦労していれば、継続して未来もその様になります。現実創造は、「いまここ」(縁起)でしかなく今どのように感じているかが現れて来るだけです。「今ここ」を楽しんでいれば現実は楽しいものになります。しかし、長年親しんだ思考習慣を変える事に不安や恐れを感じて変わろうとしません。今がどんな状況でもその状況に慣れ親しんでしまったら変わる事に不安や恐れが起こり、ネガティブな状態が「居心地良く」なってしまいます(茹でガエル)。(つづく)