このコンテンツには閲覧パスワードが必要です。
「この世のすべては相互に関わりあって存在しており、単独で存在しているものなどない。」これが釈迦の悟り「縁起」の根幹の考え方です。人や全てのモノは広い意味で繋がっています。今のあなたは、全ての過去の延長線上に生きています。すべての過去が繋がって、現在のあなたがここに存在しています。これが「縁起」の原理です。「全ての過去が在ったから、現在の自分がある」と思うと全ての過去に感謝したくなります。潜在意識はエネルギーです。他人の潜在意識もまたエネルギーです。エネルギー故に相互に量子力学的に影響し合ってバランス(動的平衡)しています。脳科学のミラーニューロンや、「類は友を呼ぶ」の原理です。自他の境界線のない繋がった世界(相互存在の世界)「ワンピース」の世界です。
自分を生かしてくれる多くの「縁」に感謝する。この世の全ては、「因と縁」で生じた仮初めの姿=「縁起」です。多くの人と無数の「縁」を紡ぎながら心や体も変化し、何かを得たり、何かを失ったりします。大事なのはその縁を活かし、想いを実現したり、何かを創造したり、プラスの結果に導く事で豊かになることです。(縁起哲学=ワンピース哲学) この「ワンピース」哲学の世界のことを、日本では昔から、「おかげさまで。。。」という言葉で表現しています。この「おかげさまで」という言葉の背景には、2600年前に釈迦が悟った「縁起」の根がはっているということです。あなたも、わたしも、動植物も、地球も、宇宙も、「この原理」故に「存在」しています。日本人は、昔からそのことを、「おかげさまで」という言葉で表してきました。
久しぶりに会った知人に、「元気そうですね」と声をかけたら、「はい、おかげさまで」と答えが返ってきます。別に誰かからの「おかげ」を意識しているわけではないのに、多くの人は、「おかげさまで」と答えます。自分がこうして元気でいられるのは、自分一人の力ではない。。。自分とかかわっているこの世の全ての人との様々な縁(関係性)によって、今の自分があるという謙虚な在り方です。そんな思いが「はい、おかげさまで」という言葉として出てくるのだと思います。「おかげさまで。」少なくともゲルマン系の狩猟民族の欧米人には絶対無い「言葉」です。わたしたち日本人が空気の様に吸っている、この「おかげさま」という、言葉、文化、思想、は世界に誇れる哲学です。「縁起」は哲学です。「縁起」哲学は、日本のみならず、世界の、地球の宝です。 なぜなら、「おかげさま」こそが、戦争の無い、「和」、「輪」、「〇」、の原点、「ワン・ピース」 思想 ・ 哲学だからです。