永遠の今(カイロス)

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古代ギリシャには2つの時間の概念がありました。「クロノス」(過去→現在→未来、あなたの時間の概念と同じ。語源クロノグラフ=針がついた時計) もう一つは、「カイロス」で「機が熟す」とか「完璧なタイミング」の意。(動的平衡・縁起) あなたが、今のあなたとして生まれる事になるきっかけ(精子と卵子の出会い)は奇跡のタイミングです。(ご両親やご先祖の縁起の一コマが抜けていれば、あなたは今ここに存在していません) 「カイロス」(いまここ)は、砂粒のペアが砂時計のネック部で合流(交接)して、「縁起」が生成されます。常に、いまの今、この瞬間・瞬間が、「現実」を生成しています。「カイロス」=「いまここ」とは、「永遠の今」=「諸行無常」(破壊と創造=動的平衡)です。 「クロノス」は、脳の錯覚(記憶の連続性)=仮想現実です。

砂時計は「現在」が「未来と過去」の間に在ります。くびれた部分「いまここ」に意識の焦点を当て見つめます。(永遠の今)。すると時間は上(未来)から流れ落ちて→下(過去)へと流れて行きます。未来→現在→過去です。人生も同様です。(川の流れのように♫)人生は「与えられた時間をどう過ごすか」が全てです。人生が上手くいかないと嘆いている人ほど、時間の使い方が下手です。お金持ちになりたいとか、毎日好きなことをしたいとか、言うのは勝手だけど、そういう人に限って、どうでもいい事ばかりに時間を使っています。あなたが、「いまここ」この瞬間で過ごした時間の通りにしか人生はなりません。「過去」が、「現在」を創るわけではありません。川(砂)の流れの様に「現在」(いまここ)が、「過去」を生成しています。そして、「いまの今」が「今からのいま」を創ります(動的平衡=破壊と創造)。これ(カイロス)が、時間の真実です。これが覚醒の第一歩です。


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