素晴らしき敗者（グッドルーザー）とは？ たいていは勝者こそが素晴らしいとされます。だからこそ人は勝ちを目指します。勝者になろうとします。しかし、勝負には勝ち負けがあります。勝者もいれば敗者もいます。負ける人がいなければ勝つ人もいません。誰もが負ける為にやってはいません。勝つ為にやっているのに負ける事もあります。負けの結果が出た時にその人の真の素晴らしさが表れます。勝てば誰でも素晴らしく見えます。負けた時にも素晴らしく見える人とはどんな人か？「グッドルーザー」とは、勝つ為に精一杯全力を尽くしてやってきた人です。結果よりも過程を一生懸命に悔いなきようやって来た人です。過去に囚われず、「いまここ」に生きている人。全ての過程を感謝して「ありがたい」と考えている人です。自分の過去の失敗や挫折（入試の失敗、離婚など）にも感謝できる人です。自分の持てる力よりもチェレンジしてやってきた人。自分を信じてやってきた人。要するに、揺らがず・囚われず自分の心を高いレベルで取り組んできた人。負けてよいはずはない中で負けても、そこで堂々と胸を張っていられる生き方をしてきた人、そんな人を本物の「グッドルーザー」と呼ぶ。どんな人も負ける可能性がある中、今この瞬間を最高に生きようとしている人が、「グッドルーザー」です。「グッドルーザー」こそ、「いまここ」を生きる「あるがまま」の自分軸を持った自由人です。「いまここ」を生きる人は、勝つ人を生み出しますが、負けても素晴らしい人です。