花粉症・鼻詰まりに鼻うがい

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個人的にはこの鼻うがいは人生を変えたといっていいくらいの健康法です。

この鼻うがいというのは、簡単に言ってしまえば、 「鼻から水を吸い込んで鼻の粘膜を洗浄する」 ということです。

え、鼻から水吸い込んで痛くないの!?

と言うのは誰もが思うところでしょう。

けど、大丈夫です。

ちゃんと生理食塩水でやれば全然痛くありません。

年中、耳鼻科に通っていた

僕は、慢性的に鼻炎で、鼻がスッキリと通ったことがこれまでの人生で全然なかったんですよね。

少なくとも片方の鼻は必ず詰まっていてるのがデフォルトで、調子が悪いと両方つまってて、口で息をするしかない、という感じで。

で、口で息をしていると、すぐに風邪をひいいて具合が悪くなってました。

物心ついたころ(小学生くらい)にはすでに鼻が詰まっていた記憶がありますね(;´∀`)

あと、ずっと悩まされてきたのが、鼻炎から来る副鼻腔炎(蓄膿症)です。

これも小学校くらいから、ずーーーと繰り返しなってました。

大人になってからも、年に3,4回は副鼻腔炎で耳鼻科にかかっていました。

頭痛いし、ひどいと熱まで出るので、なかなか大変でした。

抗生物質を飲めば、数週間で治るんですが、結局、鼻炎自体は治っていないので、また数ヶ月後にぶり返す・・・というサイクルを無限リピートしていいました。

一応、アレルゲンの検査をしたんですが、結局、検査ではどのアレルゲンにも引っかからず、アレルゲン不明だけど鼻炎という診断でした(人間の体は謎だらけです)

が、しかし、鼻うがいを知ってから、状況は一変したといっても過言ではありません。

鼻うがいすると、鼻がちゃんと通る!!!

両鼻とも!!

(記憶がある限り)人生で初めての経験でした(笑)

もう、病院でもらう鼻炎の薬なんてメじゃないですね。

アレルギーの薬なんてほとんど気休め程度の効果しかなかったですから。

それに比べたら・・・いや、比較不能なくらい鼻うがいは劇的な効果でした。

で、鼻炎による鼻詰まりが治ったおかげで、風邪は全然ひかなくなり、もちろん、副鼻腔炎になることもなくなりました。

本当に、年に何度も耳鼻科に通ってたのが嘘みたいです。

花粉症・アレルギー対策に

ということで、 鼻炎で鼻が詰まりやすいとか、花粉症などのアレルギーがある方にはぜひ、この鼻うがいを試して貰いたいです。

そんなに鼻が詰まってないよ、という方もぜひ一度は試してみてください。

鼻うがい後の鼻通りマックスの状態と比べて初めて、それまでが鼻づまりの状態だったと気づくこともあるので。

(普通に鼻で息をして、両鼻ともスッキリ息が通らない場合は、大なり小なり鼻炎があると考えられます。)

鼻うがいの効果

この鼻うがい、要は水を鼻から吸い込むことで、粘膜についたホコリやアレルゲン、病原体などを洗い流してしまう方法です。

これによってアレルギー症状が抑えられます。

1.全身の炎症レベルを下げる

鼻炎も広い意味での炎症なので、それを止めることは全身の炎症レベルを下げることにもつながります。

部分的な炎症でも、実は全身に影響を与えます。

例えば、クラミジアに感染していると心筋梗塞の発症率が上昇し、これを治療すると発症率が下るという研究結果があります。

細菌感染(=炎症)が起こっている場所は局所的であっても、炎症性物質は血流によって全身に回るので、それで心筋梗塞のリスクが高まる、と考えられています。

2.睡眠の質の改善

もう一つ、大きいのは鼻詰まりによって睡眠の質が悪化するからです。

睡眠時間を削ってでも鼻うがいをした方がいい、と僕は思っています。

なぜなら、たとえ鼻うがいのために睡眠時間を削ったとしても、その分、睡眠の質がよくなるので、トータルでみるとプラスになると考えているからです。

鼻の通りが良いと、睡眠中も呼吸がはるかに楽になるんですよね。

で、実際、睡眠時に十分な呼吸ができているかどうかは、健康と密接に関連していることがわかってきています。

睡眠中にいびきがひどい、呼吸がとまるなどの症状がある場合、

・高血圧のリスクが最大で2.9倍

・ED(勃起不全)になるリスク20%増

・糖尿病になるリスクが1.62倍 などなど、

様々な病気のリスクと睡眠中の呼吸は関連があります。

これは、睡眠中に十分な呼吸ができず低酸素状態になるため、心臓や血管に負担をかけているからだと考えられています。

要は血管力が低下してしまうんですね。

そこで、鼻うがいで鼻通りを良くしておくと、睡眠の質が改善され、こうした病気のリスクを下げることができるわけです。

3.花粉症の軽減

あと、花粉症のいとこは鼻うがいをするようになってから劇的に症状が軽くなったと言っていました。

花粉の時期のティッシュの消費量が激減したそうです。

僕自身は花粉症ではないのでこの効果は体感していないんですが、周囲の評判を聞いている限り、花粉症に対してもかなりの効果がりそうです。

4.風邪予防

鼻うがいをやってると風邪をひきにくくなります。

病原菌やウィルスが鼻の粘膜にくっついてても、洗い流してしまうので。

それに鼻づまりが解消されることで、鼻呼吸にになるのも大きいです。

鼻呼吸の場合、空気が鼻を通っている間に加湿されるんですが、口呼吸だと乾燥した空気が直接、喉や肺に送られてしまうので、病原菌やウィルスの侵入を許しやすいです。

僕は鼻うがいをやるようになってから一度も風邪をひいていません。

鼻うがいのやり方

さて、具体的にどうやるのか、なんですが、やり方は何通りかあります。

器具も種類はいくつかあったりするんですが、

器具を使うやり方では、個人的にはあまり効果がなかったです。

こんなやつとか。

中学生の頃に耳鼻科で勧められてやってたんですが、ほとんど効果を感じませんでした。

自分で鼻から水を吸って口から出す方が、圧倒的に効果が高いです。

器具を使う方法は簡単なんですが、おそらく鼻の奥の方が洗えていないからではないかと思います。

(専門家が言うには鼻の入り口付近を洗うだけでも鼻炎にはかなりの効果があるらしいですが)

ということで、ここでは自分で水を鼻から吸う方法について説明していきます。

いつも僕がやっている方法です。

自分で吸うやり方

まず準備するのは

  • やかん
  • 大きめ計量カップ(なければボールでもOK)
  • 水(浄水器を通したものかミネラルウォーター)
  • 塩(できればキパワーソルト)

1.生理食塩水を作る

水は浄水器を通したものまたはミネラルウォーターを使います。

水道水をそのままだと刺激が強いのでNGです。

理想的には2リットルやったほうがいいんですが、最初は大変だと思うので、500mlくらいから始めましょう。

生理食塩水というのは0.9%の濃度の食塩水のことです。

水1リットルに対して、食塩9gを加えるとだいたい生理食塩水の濃度になります。

500mlなら4.5gですね。

小さじ(5cc)すりきり一杯の塩でだいたい4.5gになります。

生理食塩水に関してはそこまで正確に作らなくても、大きく濃度がずれない限りは痛くないので、”だいたい”で大丈夫です。

ちなみに2Lだと、大さじ一杯の塩でだいたい生理食塩水になるので、調合は楽です。

2.生理食塩水を人肌に温める

作った生理食塩水を火にかけて、人肌くらいの温度まで温めます。

だいたい35~37℃くらいですね。

これもそんなに厳密じゃなくて大丈夫です。

僕はやかんに手を突っ込んで温度を確認しています。

冷たいままでやると、ちょっと刺激が強いです。

3.生理食塩水を鼻から吸って口から出す

で、やかんから計量カップ(ボール)に水を移して、それを傾けて鼻から吸います。

片方の鼻を指で塞いで、もう片方から吸う、という感じで片方づつやります。

これは顔を上げた状態でやると、吸い込んだ水がまっすぐ喉に落ちてきて、ゲホゲホなります(;´∀`)

なので、顔を伏せて、下を向いた状態でやるのがコツです。

こうすれば、吸い込んだ水は自然と口の中に溜まります。

あとは、口にたまった水を吐いて、また鼻から水を吸うを繰り返すだけですね。

これを左右両方の鼻でやります。

4.残っている水を出す

ほとんどの水は口から出てくるんですが、終了後、少量水が鼻の中に残ります。

最後にこの水をしっかり出します。

下を向いて顔を左右に軽く振ったり、顔を左右に傾けたりすると、残っていた水が出てきます。

残っていた水がでてしまったら、軽く鼻をかんで終了です。

思いっきり鼻をかむと、ごくまれに水が残っていたときに、水が耳の方に入ってしまうことがあるので、最後は優しく鼻をかんでください。

最初は水を吸うときの角度が難しいと思います。

僕も、喉に落ちてきて何度も咳き込みました(;´∀`)

顔を下に向けていれば大丈夫なんですが、あまりにも下に向けると今度はうまく吸えません。

この角度に関しては自分で適切な角度を見つけてもらうのが一番いいかと思います。

あと、鼻詰まりがひどい状態だとなかなか水が吸えないと思います。

僕も最初そうでした。

ただ、鼻うがいを繰り返しているうちに、鼻通りがだんだん良くなってくるので、そのうち問題なく吸えるようになってきます。

特に慣れるまではちょっと面倒くさいんですが、慣れてしまえば10分足らずでできるようになります。

注意点

  1. 水道水で行わないこと 水道水でやると塩素などで粘膜を刺激してしまうので、逆効果になりかねないです。
  2. かならず、浄水器を通した水か、蒸留水、ミネラルウォーターなどで行ってください。
  3. 鼻に残った水をしっかり出すこと
  4. 水を出すために鼻をかむ時は優しくすること(強くすると耳に水が入ってしまう事がある)

まとめ

この鼻うがいは広い意味での炎症を抑える健康法です。

鼻炎や花粉症の方のQOLを劇的に上げてくれるのは間違いないです。

鼻詰まりに悩まされて来た人、そしてそうでない人も、ぜひ鼻うがいで、全開マックスの鼻通りを体験してみてください。

もう一度体験すると、もとの詰まった状態には戻れないと思います。

P.S. オススメの塩キパワーソルト

塩なのに還元力(抗酸化作用)があるという不思議な塩です。

同様に還元力のある塩としてはマグマ塩という溶岩地帯から取れる塩があります。

どちらの塩も硫黄の匂いがします。

この硫黄が還元力の源となっています。

マグマ塩の方は、岩石が混じっていることが多いので鼻うがいにはオススメできません。

キパワーソルトの方は海水塩を高温焼成することで硫黄が生成しているので、固形物は入っていません。

なので、鼻うがいにも使えます。

かけ塩としては硫黄の匂いがキツいのでイマイチですが、肉の下味に使うといい感じに臭みが取れます。

https://amzn.to/3OX2lLD

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