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多くの人は、自分が「自我」に支配されているなんてよもや夢にも思っていません。「自我」は「本当の自分」ではありません。しかし、1度造られてしまうと、「自我」こそが「自分」であると懸命に自身の存在を守る為に延命活動します。自我が自分の存在意義を大きくしようとする時、何かと引っ付きます。そして、その引っ付いた相手方を自分自身の存在を強化したものとして認識させます。「お金」や「役職」など。例えば、“あなたは誰ですか”と質問されると、私は「部長」ですと答えたとしたら、「自我」は部長という「役割」と同一化して「自我の強化」を計ります。女性の「ブランド品」のバックや服飾、高級腕時計や高級車も同じ自我の「自己同一化」です。疑似アイデンティティ(仮面)の強化をし続けます。これが「エゴ」の仕組みです。自我(エゴ)は、真我=「本当のあなた」ではありません。「思考」=「自我」による、「ねつ造」(仮面)です。あなたは誰ですか?あなたは「煩悩の塊」です。あなたも、眼前の他人も、「煩悩の塊」(仮面)です。あなたの眼前の「三次元物理空間」は、パラドックス(仮想現実)の世界です。「本当の自分」(真我)に出会う為には、「幻想」(仮想現実)=「解釈」(思い込み)から「目覚める」必要があります。「火宅無常の世界は、万(よろず)のこと皆もって、そらごと、たわごと、真実あることなし」(歎異抄)