私は、どうやって曲をかいているのか。

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今日は、普段、私がどうやって曲を作っているかについて、書いてみます。大まかに言って、以下の三つの段階にわかれます。作曲の手順は、

  1. 浮かんだメロディーをメモする。
  2. メロディーを展開する。
  3. 部分をあわせて、完成する。

という段階にわかれます。それぞれを、完全に分けて行い、別の日(場合によっては十年以上たってから)に行うことが多いです。なぜかというと、この三つは、脳の違う機能を使うので、分けたほうが効率的だと思うからです。

ノートも3種類用意して、それぞれ機能ごとに使い分けていきます。

1番のメロディーをメモしたノートをみながら、展開してブロックを作りたいと思うものを探します。作るのは確率的に10個に1個くらいで、だめだったメロディーは、その時点で×印をつけて廃棄していきます。

つぎに、メロディーを展開した、2番目のノートを見ながら、それが曲として完成する価値があるかどうかを考えてみます。このノートにはメロディーの段階で絞られてきているので、2つに1つ位の割で曲になります。

2番目のノートから3番目のノートに書き写す段階で、メロディーと和音を大幅に修正するので、2番目のノートの曲も書き写した時点で×印をつけて廃棄します。

つまり、3番目の作曲ノートを作るために、多くの1番目、2番目のノートが廃棄されていきます。

こうしてみると、創作とは、自分の未来を探求することではなく、自分の可能性を絞り込んでいく行為なのかもしれません。なんらかの参考になれば、幸いです。 (間澤)


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