人は二度生まれる(密教)

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密教には「人は二度生まれる」という考え方があります。一度目は母体から。そして二度目は自分自身からです。あなたが「自分」だと思っている自分は「本当の自分」ではなく親や他人、環境から刷り込まれた「自我」(偽物)です。これに気付き、「本当の自分」と向き合い「本当の自分」と出会う。これが二度目の誕生(真我)です。そのための実践方法が密教の教え、「身口意の一致」です。身=行動、口=言葉、意=意図が一致する事によって脳の内部表現(ゲシュタルト)が書き換わり、あなたの「現実」が変わります。人生はあなたの頭が考える様にはなりません。誰もが過去の経験・思い込みから出来た「檻の中」で考えていますが、潜在意識は、この檻を壊す出来事を起こします。一見、悪い事に見える出来事(問題)は、あなたがその「檻」にうんざりする事で、その檻から出て、あなた本来の道に進む為に起こります。ところが、「檻」の中に居るあなたは、その「檻」が心地良く当たり前だと思い常識だと思っています。当たり前には必ず何らかの「~ありき」があります。家庭ありき。仕事ありき。子供ありき。親ありき。あなたが「それありき」と思っているものとの関係が上手く行かない時、あなたは問題が起きていると考え、問題を解消しようとその檻の中で努力します。が、「潜在意識」(真我)は、その「檻」からあなたを救出する事を意図しています。


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