お尻のお肉がそげてしまっているのは、膝が曲がっているせい

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お齢を召した方に特に多いですが

お尻のお肉が削げてしまって、座ると座骨が當たって痛い

というお惱みを抱えていらっしゃる方があります



筋肉は使わないと「必要無し」と判断して、ドンドン落ちていきます

そう

お尻にお肉がつかないのも

使えていないからなんです

お尻の筋肉は、足を後ろに引く役割があります

膝を曲げて歩くとき、足はからだより前だけでさばくことになるのですね

膝が曲がって歩いている姿は

見た目にも美しくありません

美しい歩き方に變えて

お尻に張りを持たせましょう


ヒールの高い靴だからしようがない?


確かにハイヒールを履きこなすのは難しいですが

ハイヒールでも歐米人はちゃんと膝を伸ばして歩いています


ハイヒールは膝が曲がってしまう理由にはなりません

まずヒールのない状態でちゃんと歩けてますか?

っていうことですね

その上で、ヒールの高い靴を履きこなせるということが

からだの理に適った歩き方、美しい歩き方が出來ているという証しにもなります

ぜひ、ハイヒールを履きこなす美しい歩き方を手に入れていただきたいと思います



膝が伸びているか曲がっているかでフォルムの美しさも變わりますが

膝が曲がっている歩き方は余計な力を必要とします


これは單純な話しですよね

足を伸ばして立っているのと

膝を曲げて、空気椅子のような形をとるのとでは

足の負担がまるで違います


黑人などお尻が切れ上がっている方々は脚が細いですよね


反對に日本人はお尻が平らで膝が曲がっていて脚が太い


日本では重心が低い方が良く

足腰がしっかりしていることが大切だという

間違った指導が續けられたことによる弊害だと考えられます

立つのに、足の力は必要ありません

歩くのにも、足の力は必要ありません

足を使って立つ、歩くのではなく

立つから、歩くから、結果的に足が使われている

これが最も大事な部分です


足は移動するからだに付いてくるものです

ここが肝心な部分なんですが

一番難しい部分でもあります

足の動きにからだが付いていくのではなく

足はからだの移動に伴って動くもの

なのです


力が抜けていたら足腰や重心はどうなるんだ?というと

力というのは抜けている時と入れる時の差の大きさで

差が小さければ力は發揮出來ません


ということは普段から足に力を入れっぱなしでは

いざという時に發揮出來ず

普段から力を抜いているからこそ

力を發揮することが可能になるのです


そして力を抜くことで骨に荷重がかかり

それが重心となって足腰を支えてくれます


つまり力を抜いた方が力を發揮出來るし

足腰もしっかりするということなのです


そうして足を主役にしないことで

お尻の筋肉をよく使うことになり

お尻の張りが生まれます

力を必要としない歩き方は

しなやかな印象を与えてくれます

そして余計な力みが抜けると

からだのパフォーマンスや、健康など全てが向上します


膝が曲がったまま歩いている姿は

美しくないだけでは無く

膝を伸ばして歩くより何倍もの負荷がかかることになります

膝が伸びないのは足首が固いせいですが

じゃあ何で足首が固いのかというと

不調は末端から始まるのではなく

中心から少しずつズレていくから

末端に大きく現れます

つまり

股關節のズレが膝關節のズレを引き起こし

膝關節のズレが足首の關節をズラすから

足首が固くなるのです

そしてズレた膝關節に負荷が過剰に掛かり續けることで

關節の軟組織が破壊され可動域が失われ

正座や胡坐で座れなくなり

いずれ歩けなくなります

それだけに留まらず

足の筋肉がポンプとなって足に下がってきた血液やリンパ液、間質液などを上半軆へ送り返すのですから

足の不調は循環を滯らせる原因になり

冷え症、むくみ、生理痛、不妊、高血圧、外反母趾、關節痛、甲状腺の異常、はたまた白血球の異常、ガンなどにつながっていくことも充分に考えられるのです


からだは足や手、頭などの部分の集まりでは無く

ひとつの細胞から分化して、今のからだになっています


すべてでひとつです

ほんのちょっとした歪みでも

それを補うために全軆でバランスをとります

股關節のズレが足首の固さを呼び

足首の固さが膝を曲げさせ

膝が曲がることで足を後ろに引くことが出來なくなり

お尻にお肉がつかなくなるのです

力を抜いて

全軆のバランスを整えて美しい後ろ姿を取り戻しましょう

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