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【事務作業の力持ちVBAを学ぼう】#1 「1章イントロダクション――VBAの概要」
EXCEL VBAについては高橋 宣成著「パーフェクト Excel VBA」で学んで行きたいと思います。これが結構鈍器サイズなので、Kindle版を購入しました。本広げて読みながらプログラミングするの結構大変なので、電子書籍の方がいいですね。パラパラ見たいときもありますが、、、。
https://www.amazon.co.jp/dp/B081V1NV7G/ref=cm_sw_r_tw_dp_WHG09ZKQFN2PXMZHPHZQ
「はじめに」要約すると、VBAの言語特性やユーザ層が幅広いことから、理解があやふやなままでも動いて使えていたり、たくさんの自己流が存在したり、同じ機能でもいくつもの書き方ができたりということで、ある程度VBAに慣れてきたのであれば、体系的に再度学びなおして土台と整えてはいかがでしょうか、ということなのですが、まさに自分もそう感じていたところです。
本書は1章から14章で書籍だと971ページのなかなかのボリュームです。
1章 イントロダクション――VBAの概要
2章 式と値
3章 ステートメント
4章 フロー制御ステートメント
5章 プロシージャ――手続きに名前をつける
6章 モジュール――プログラムを部品ごとにまとめる
7章 プロジェクトとライブラリ
8章 VBAライブラリその1――VBA関数
9章 VBAライブラリその2――コレクション
10章 配列の操作
11章 Excelライブラリ
12章 MSFormsライブラリ
13章 Scriptingライブラリ
14章 アプリケーション開発
これからVBAを始めるという方は、もう少し実践的なサンプルプログラムが載っている入門書をおすすめします。本書だと14章で名簿管理ツールを作ってみようということでサンプルプログラムが載ってますが、これだけだと仕事にどう応用していいか、ヒントが少ないのかなと思います。
例えば「エクセルの真髄」というサイトだと学習のロードマップと具体的な説明が書かれているので参考になるのではないかと思います。
https://excel-ubara.com/EXCELVBA0.html
ちなみに私自身がVBAを勉強して便利だなと思ったのは、主には以下の点です。
- エクセルで表形式で整理したデータを元にワードで毎月の定型的なレポートを書く仕事で、転記ミスが多かったので、エクセルとワードを連携させて、エクセルのデータをワードファイルに差し込むように自動化した。
- たくさんのアンケート結果個票の集計作業を自動化した。
- コマンドプロンプトも起動できないほと制約の多いPCでも、ブラウザを起動させ、各サイトへのログインを自動化するツールを作成した。
- 形態素解析ツールで形態素解析した文書の要約生成(主語、目的語、動詞だけの組み合わせに整理。余計なカッコ書き内の説明を除去したり)した。
- 知人から頼まれたマクロを作成し、焼き肉をおごってもらった。
では、第1章です。概要ということで、VBAの開発の歴史、言語の特性とハマりやすいポイントなどが紹介されています。ハマりやすいポイントとしては、オブジェクト名やプロパティ名を省略できることで、初心者には直感的に見えても、ある程度のスキルが身についた者にとってはそれが仇となり、言語仕様を誤って理解してしまいやすい。歴史が長く洗練されていない等をあげています。
その対策としては、VBAを体系を理解し、コードに一貫性をもたせていくことが必要ということで、VBAの要素を階層構造として学習することが必要としています。
では、その階層構造とはどういうものかというと、頂点から順に、「プロジェクト/ライブラリ ー モジュール ー プロシージャ ー ステートメント ー 式」ということで、プロジェクト/ライブラリがピラミッドでいうと頂点、式が一番下の土台に当たると説明しています。このように体系づけて理解することで、学習効率も上がるとしています。
あと本章では、VBAの作法(可読性、柔軟性、信頼性、再利用性を確保して開発する)の指針の説明などがありますが、あとはエディタ(VBE)の説明をして終わっています。
次回は第2章といきたいのですが、目次を見ていただければわかるように、階層構造の下から説明がつらつらと続いてくかたちになるので、いまいち全体を俯瞰することができないので、ざっくりとマインドマップに落とし込んでから読み進めたいと思っています。