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眼前の今「見えている」この瞬間は目に『見えない』無限の「縁起」によって支えられています。他力という『目には見えない』関係性(縁)で紡がれた連鎖の総和です。朝食で食べる一つ粒の米(食材)との縁、今着ている服、住居などそれを作ってくれたり供給してくれている方々の姿は見えないし会うこともない。しかし常に支えられています。目の前にないから見えないから知らないからと他力の恩恵を忘れてしまいがちですが、天空に瞬く星々から宙を舞う一塵まで全ては「縁」でここに在ります。「縁起」とは他との関係が縁となって物事が生起する事。「縁」を原因として何事も生起しています。「自力で起こる物は何も無い」という事。言葉は漢字2文字でシンプル。が極めて深い内容です。どれだけ腑に落ちているかが重要です。一人の成功者(大谷翔平)を見て本人だけを見ます。それでは、「縁起」が腑に落ちていません。その本人の環境や人の縁で成っています。他との関係が縁となって今があります。何事も、自力で成っているわけではありません。「縁起」が腑に落ちていないと人生はどんどん苦しくなります。ほぼほぼ多くの人は自分の事を分かっていません。自分を知らないまま生きるとは、馬の乗り方を知らないのに、馬に乗っている様なもので不安定で落馬もします。自分を知らなければ、自分の活かし方が分かりません。自分を知る為には、自分自身と徹底的に向き合うしかありません。自分の外側に解を求めるのは愚の骨頂です。