あなたは持久型?瞬発型?

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私はほとんど脊髄反射で生きてきたような自覺があります

壹瞬だけ動くのが得意で

100メートル走も大して早くなかったですし

それ以上に長距離走は大嫌い

今でこそ力の使い方が段々解ってきましたが

かつては筋肉に頼っていたんですね

子供の頃の自分がこういうことを解っていれば

もっと違う人生を歩んでいたことでしょう

車で移動をしていますと場処によって

「動物注意」という看板を目にすることがあります


箱根新道だったかな?

この文字を観て

「ああ、やっぱり動く力は重力なんだよな」

と改めて思ったのです

重力=動く

地球上の生物にとって太陽光より水より空气より大事なもの

これが無ければ太陽光も水も空气も留まってくれず使えませんからね

すべてに分け隔て無く等しくあるもの

そして未だ何だか解っていないもの

でも存在が當たり前すぎて气付けない

19世紀20世紀はこの當たり前の存在をスッカリ忘却した時代で

やっとここへ来て再び認識されるようになってきました

私たちが立って動けるのは重力を利用しているからで

筋力は使うのでは無く動きによって使われるもの

重力を利用する爲には筋力は邪魔になります

どこかで膝の話もしてるかと思いますが

膝は曲げるんじゃ無く曲がる場処

膝を曲げるから膝に負担が掛かり、壊す

結果的に膝が曲がるように股關節を使うから膝に負担が掛からず、壊れない

というのと同じで

筋肉は使うんじゃありません

結果として使われてるんです

第一筋肉に力を入れるっていうことは

筋肉を収縮させるということで

縮めた筋肉は固まりますから動けなくなります

筋肉の力を抜くから動けるのであって

筋肉の力を抜いて動くというのは

重力を利用するということなのです

筋肉に力を入れるということは

筋肉を収縮させるということで

縮めた筋肉は血液やリンパ、間質液、酸素、栄養、といった諸々を押し出して受け入れません

動いている以上は筋肉に力が入り續けているということは絶對にあり得ませんので

弛んでいる瞬間があるのです

それでも力を入れて動こうとしていると

弛みきることが出來ませんから

循環は充分に行われなくなります

疲れやすくて當たり前だと思いませんか?

動くのに筋肉が必要ならマラソン選手は筋骨隆々で無ければおかしいということになります



慣性力は重さで大きくなりますから

自重が重い方が動き出しにくいけれど

一旦動き出し始めたら止まりにくくなるということでもあります

そういうマラソン選手がいてもおかしくないと思いますけども

遅筋とか速筋とか

先天的にどちらか分かれているかのような物言いが多いですが

魚じゃ無いんだから

人間はハイブリッドな動物ですから

無意識のからだの使い方がどちらかに有利になるように動かしてしまっているというだけで

先天的な違いというのはほとんど無いというのが

私の見解

筋肉が赤くなるのも白くなるのも原因では無く結果

私の場合

瞬間的には力を抜いて動けているのに

それを續けようとした途端に

力が入る動きになってしまっていたんでしょうね

力を抜いて循環が最大限行える状態で

からだを動かすから無盡蔵にエネルギーが使えるのが

子供

大人は出來なくなっているのでは無く

忘れてしまっているだけですので

憶い出しさえすればまたちゃんと使えるようになります

今宮本武蔵に關連する本を立て續けに讀んでいるんですが

武蔵著の五輪書も結局力を抜けと書いてあります

持久型も瞬発型も重力の使い方次第で

それはつまり骨をどう移動させるかということに盡きます

つまりそれがコツってことです

人は老いて死ぬと思い込んでいますが

人は成長し續ける生き物です

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