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大分から遠路遙々お見えの方
右腕を挙げたりするときに鎖骨の邊りが痛むのだと
よくよく観ていきますと
胸鎖乳突筋
この首のV字のヤツですね
これが固い
全體的な不調が右側にあったんですが
顔も右側が固い
これをほぐせば良いのですが
この筋は橫隔膜に繋がっています
この方も橫隔膜が固く近接の胃が盛り上がっている
ならば橫隔膜をほぐすのかというと
この原因は腸にあります
伺うと炭水化物好きだと
【からはだふくらか】に來るからと食事を氣を付けるようになったそうですが
10年來痛みがあるというからだが自然に戻るには
やはり同じ程度の時間が必要になります
だからまあその時短の爲に私共のような者が在るんですが
腸の中に有る“我ならざる物”
の重さで腸が下がります
炭水化物=種は動物の胃腸では消化出來ません
そのままならスルッと排泄されるだけなんですが
粉にしたり煮炊きしたりと加工を施すほどに溜まりやすくなります
というのは炭水化物=糖は蛋白質と仲が好いので腸壁にへばりついてしまうんです
食物繊維っていうのは溜まった物を掻き出す役目ですが
へばりついてるヤツは流石に難しい
なので洗腸など定期的に行っているとか
不食の方など以外の方は少なくとも3㎏は溜めていらっしゃいます
筋肉や脂肪は重力で下がりますから
仰向けに寝て肋骨と骨盤が一番高くなるのが本來で
それとお腹が同じ高さだったりお腹の方が高かったりすれば
それは脂肪では無く“我ならざる物”なのですよ
口から肛門までというのはひと繋がりであるだけではなく
直立二足歩行の人間の場合各々の藏器が積み重なる形になりますので
腸が下がるのに連れて胃が引っ張られ橫隔膜がそれに抵抗します
藏器は筋肉ですが骨格筋と違うので形や場処の制御ということは出來ません
ので周りの筋肉が代用されるのですね
緊張というのは縮むということですので
結局それに胸鎖乳突筋も引っ張られ
そして抵抗しようとして固くなっています
ですから腸の重さを取り除かない限り
胸鎖乳突筋をほぐそうが
橫隔膜をほぐそうが
痛みは一時的には改善するかもしれませんが
またぶり返してきます
別の斜頸の方もいらっしゃいますが
この方も仕組みは一緒
それが強烈な状態なだけで
やはり炭水化物=糖質好きなので
なかなかガッツリ改善というのは難しいですが
でも御本人も顔が真っ直ぐになって首が動かしやすくなったと仰っています
からだは全部ひとつながりなんですよ