「水分補給」は本当に必要か?

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8月ですね

暑いから水分補給とさんざん言われますが

私らの中高時代部活では「水を飲むな」と言われ續けていました

私は高校は帰宅部だったんですが

小學校時代は地域の野球チーム

中學は野球部に入っていました

弱小の下手糞チームでしたが

夏休みは毎日のように練習していた气がします

粉末のスポーツ飲料が出始めの頃で

先輩の爲に専用のボトルに作って凍らせて

持って行ってました

それでも水は練習が終わるまでは飲めなかったですかね

水道から直接ガブ飲みして

飲んでも飲んでも喉の渇きが癒えず

お腹がタプンタプンでもう飲めないっていう状態でもまだ喉が渇いてる

そんな經驗があります

この「水飲むな」を非道だとか言う方が多いんですが

本當にそうなんだろうか?

とふと思ったんです

この頃は今ほど暑くは無く

“真夏日”になる日が偶にあるくらいでしたから

水を飲まなくても何とか熟せたんでしょうか?

言われていたことは

「水を飲むとパフォーマンスが下がる」

ということでした

確かに水を飲むとからだが怠くなって

重くなって動きにくくなりました

それはそうですね

汗というのは水分と共に鹽分が排泄されます

からだには恒常性があり

體溫を壹定にするだけで無く

體内の鹽分濃度も一定に保つように働きます

體内の鹽分が減っている時に

水分を補充したら體内の鹽分は壹層薄まってしまいます

鹽はからだを細胞から働かせるのに必要なミネラルです

それが薄まればからだは動かなくなるのは當然で

だからからだはより水分を排泄しようとします

だから汗をかく暑い時期は

水分より鹽を摂ることの方が大切になってくるんですが



この頃は専売公社の時代で

鹽は食卓鹽、つまり鹽化ナトリウム99%以上というミネラルのほとんど無い工業用の鹽しか無い時代です

それでも摂らないより摂った方がマシですが

毒としての作用が強くなるので

あまり積極的に摂るのも憚れるような時代です

いきおい水を控えてからだの鹽分濃度を維持する方向になったのは

恐らく科学的とかで無く經驗から導き出されたことだったんでしょう

今は「減鹽」「減鹽」で

そもそもの鹽分濃度が低いので

汗をかいたら余計にからだの鹽は足りなくなります

そこへ水分補給をしたら

どんどんからだは怠く動けなくなっていきますね

熱中症はそのほとんどが低ナトリウム血症で

つまり鹽分不足です

高齢者に熱中症が多いのは

水分を摂らないからでは無く

「減鹽」という嘘で鹽分が足りないからです

「伯方の鹽」さんの盡力のお陰で今はミネラルの含まれた鹽がフツーに手に入る時代になっています

水分補給より鹽分補給をすることで

からだの機能を下げずに済みます

日中暑い中動いて

少し頭が痛くなったりしても

鹽を少し摂れば痛みが無くなります

その爲に私は鹽を小瓶に入れて

常に持ち歩いています

これまで水分補給が大事ですよと

繰り返してきましたが

勿論足りているに越したことはありませんが

案外からだは水分不足には強いようで

斷食なさる方の中には

斷水もされる方もあります

喉が渇くから水は美味しいのであって

「乾く前に飲みましょう」

と言いますが

水を美味しく感じられないのであれば

からだは水を求めていないということです

「減鹽」と「水分補給」を行うと

ダブルでからだの機能は働かなくなってしまいます

鹽を舐めて「甘く」感じたら

美味しいと感じたら鹽分が足りていません

水分補給では無く「鹽分補給」で残暑を乗り切りましょう

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