人間は二度生まれる。(密教)

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密教の教えに「人間は二度生まれる」という考え方があります。一度目は、赤ん坊が母親の胎内から生まれる時、もう一度目は、自我・我執・エゴから解放され「本当の自分」(真我)に出会い、人生の目的(天命)をしっかりと掴んだ時です。眼前の景色は劇的に変わります。それは自我という「虚像」を「自分」だと信じて疑わなかったのですから当然です。蝶に例えると、幼虫・蛹の視野と、空中を舞い飛ぶ「蝶の視界」の差です。あなたは芋虫の視界であなたの一生を終えることができます。一方、脱皮して蝶の視界を得る事もできます。(砂時計の上側) 眼前の景色・事象は事実でも真実でもなく仮想現実だという真実の仕組みに気が付けばいいだけです。ほとんどの人はこの真実を知る事なく生涯を閉じます。実に勿体ない事です。

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