芸妓・舞妓とは?

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芸者、芸妓、舞妓、何が違うの?

唄や踊り、三味線などの芸や会話で宴会の席に華や楽しさを添える事を仕事とする女性の事を言います。

「芸者」、「芸妓」は二十歳以上の舞妓の修行を終えた成人の女性で、主に東京では芸者(げいしゃ)、京都では芸妓(げいこ)と呼びます。

「舞妓」というのは15歳~22歳くらいまでの「芸妓」になる為の修行期間になります。

東京では「舞妓さん」にあたるのが「半玉(はんぎょく)さん」と呼ばれています。

つまり「舞妓(半ぎょく)」は「芸妓(芸者)」になる為の修行中の身であり、彼女たちは日々、舞(日本舞踊)や三味線、鳴り物などの芸を磨き、言葉使い、立ち振る舞い、そして品格を身に付ける為に修行しています。

着ている着物や帯、髪型、かんざしや化粧などでも芸妓と舞妓の違いを見分ける事が出来ます。

舞妓はレディ

という映画がありますが

この映画に描かれている様に、京都では中学を卒業(高卒)の女の子が舞妓を目指し全国から集まり、置屋と呼ばれるところで、現代の生活とはかけ離れた生活、修行を行います。

遊びたい盛りに携帯電話はもちろん、娯楽も行ける場所も制限され、毎日着物を着て生活します。

本当に好きでないと続けていけない厳しい世界なので、辞めていく娘も多く、舞妓になるまで、舞妓になれても芸妓になれるのはほんの一握りです。

そのな厳しい世界で日々頑張りながらも楽しそうにしている彼女たちは本当に芯のある女性であり、お客さんをおもてなしするだけでなく、勇気や感動、癒しなど、様々な刺激を与えてくれると僕は感じています。

初めは同じ様な白塗りの化粧で見分けがつかないかもしれませんが、ひとりひとり個性豊かで、それぞれのストーリーがあり、色んな魅力があるので、是非そういうところを見て感じるのも楽しみの一つです。

そして舞妓はレディへ
「舞妓」を5~6年ほど経験し一人前の「芸妓」へと成長していきます。

芸妓になると髪型がかつらに変わり、着物や帯も華やかな着物から落ち着いた大人の女性の着物へと変わります。

芸妓になっても芸の修行は生涯続き、終わりはありません。

結婚=引退だそうで、現役最年長の芸妓さんはなんと98歳!僕も何度かお会いしていますがめちゃくちゃ元気で芸達者です^^

40代、50代~の方は舞妓さんを応援したい!というファンの方が多いですが、20代~30代の方は同年代の芸妓さんの美しいしぐさや立ち振る舞い、話術やコミュニケーションスキルに骨抜きにされるかもしれません。

芸妓さんになればお酒も一緒に飲めたり、宴会の場を盛り上げてくれたり、芸を披露したり、色んな気遣いをしてくれるので、接待の場はもちろん、お互いに人生の色んな深い話が出来ます。

芸妓さん舞妓さんのそれぞれの魅力はまだまだありますが、それはまた別の機会に。

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