思考のメカニズムと覚醒の仕組み

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私達の魂には初期設定された根本欲求が埋め込まれています。「源へ帰りたい」という帰省本能です。覚醒したいという思いがあります。欲求が起こって来た時、自我はいつも同じ思考パターンを辿ります。自我は目標を捉える為の準備を即座に開始します。あなたが欲求に意識をフォーカスした途端に自我は知識を総動員してゴールへ至る最善の手段について検討開始します。自我はベストを尽くしますが、体験のない事には効果ありません。材料が記憶にないからです。そこで、「自我」は外側に向けて情報を求めます。自我はこれまでのあなたの常識にかからない情報に手を焼きます。戸惑います。理解しようとする時、人は「言葉」を分析、分類、整理し、蓄積します。現代人は知識を蓄え続け、身動き出来ない程です。

人が土地を買い、家を建て、家財を増やし続けてしまったら、引っ越しはとても不自由なものとなります。貯めこみ過ぎた知識も、あなたを不自由にします。次なる次元への引っ越しを困難にしているのは、あなたの正しさ、信じ込まされて来た信念です。知識(足し算)は、あなたを自由にします。ですが二極的発想をする者にとって、知識は新たなものを受け入れる際のブレーキにもなります。あなたの知っている事が、さらなる自由を妨げ始めます。人が知識を貯めこみ始めたのには訳があります。外側に「真実」があると信じたからです。私達が空間というものの中に後から入り込んで来たという空間認識を信じたからです。「外側」に真実があると信じた私達は、真理を求め続けて来ました。そして幸せになるはずでした。(続)


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