「青い鳥」チルチルとミチルの2人の兄弟が、幸福の象徴である「青い鳥」を探しに行く童話です。「幸せ」を実現してくれる「青い鳥」を探して、多くの国を放浪するのですが、結局見つからず旅を終えて家に戻ります。翌朝起きると、家に「青い鳥」が居たというお話です。「幸せ」は、どこか遠くにあるのではなく、「いまここ」この刹那に在るという事です。遠くの「幸せ」（外側）に囚われてしまうと、今すぐそばにある「幸せ」が見えなくなってしまいます。 私達は「幸せ」は、「外側の要因」から得られると考えがちです。「お金」があればタワーマンションに住める。「ブランド服」に包まれれば心が満たされる。高級車に乗れば尊敬される。そうした外側の物に包まれている事が「幸せ」であると思い込み、嫉妬したり、妬んだり、欲したりして、、、「いまある幸せ」に気づけなくなってしまいます。

私たちは常に、「今この瞬間」を生きているにも関わらず、遠くの「未来」や、過ぎ去った「過去」に囚われて、今を見る事が疎かになります。そして心が苦しくなってしまいます。そうした囚われから抜け出すには、「いまここ」が自分にとって唯一の場所であり、「いまこの瞬間」刹那に生きるという自覚が必要です。「いまここ」に生きる（＝自分を信頼する）事が出来れば、抽象度が上がり、エゴ（自我）から解放され、「他人」（外側）と比べたり、「遠くにある幸せ」（外側）を妬んだり、する事から解放されます。そして、すぐそこにある、「青い鳥」（真の幸せ）に気付くことができます。