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〜詩シリーズ(4)『死の向こう側』〜
あなたの中にわたしはある
わたしの中にあなたがある
決して変わることのない記憶
何処にいても誰といても
あなたの中にはわたしがある
わたしの中にはあなたがある
どんな悲しみでさえも
色合いは上手に工夫次第で
変えられるものだから
悲しみという素材に対する色付けは
芸術的センスの見せどころ
鳥や花や山川海
生き物という生き物が集まって
未来を覗き込んでいる
個々の都合
欲望のままに
愛を奏でる楽器は
生きとし生けるものに委ねられ 24時間
誰かが奏でている
どんな響きにも根底には
愛が見え隠れしているって
気づけたならあなたは
生きることの面白さを
半分手に入れたことになるの
残りの半分は死んだ時に
重ね合わせるものとして
生きることの意味は
思いを奏で融合させた他との調和を
どこまでも求め続ける時間にある
最上の音-ね-は 経験の中より響き
どんな壁をも浸透し
過去の一切を
塗り替えてしまう奇跡となるの
わたしは知った
音の響かせ方
笑うこともひとつ
与えることもひとつ
手を繋ぐことも
夢を語ることも
ひとつひとつが和音となって
心ときめく歌となって
あなたという表現者を生み出す
わたしは知っている
あなたの心の声を
あなたの本当の愛を
あなたの記憶の中の過去を
すべては偽りのない
あなたの言葉として
人々を導き涙に変わったことを
ありがとう
その響きだけが何度も何度も
繰り返される波のように
あなたの愛にわたしは救われた
あなたの心に癒され
わたしはまた輝き始めた
ゆっくりだけど変わるね
無理はしない
もう演じることはしなくていい
ようやく気付いたから
YU