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神通力自在を自負する孫悟空が、釈尊に力試しを申し入れ、快く承諾されたので、孫悟空はキント雲を呼び、全力を挙げて飛びに飛んだ。「俺の力はこの様なもの」どうだと言わんばかりに釈尊の元へ戻って来た孫悟空に、「あれがお前の精一杯か」「あれ以上は何ともなりません」「お前が飛んでいる内に五つの山があったろう」「はい、ありました」「真ん中の山の頂上にお前は何かを書いて来た」「孫悟空この山頂を征服せりと書いて来ましたが、どうしてご存知で?・・・」驚いて尋ねる孫悟空に釈尊は、手のひらを開いて見せられる。
私たちはともすると、「自分の力」で、「自分の努力」で、「自分の頑張り」で、人生を生きていると思っています。「自分がやっている」。そう思いがちです。しかし、自分でできる事などたかだか知れています。自分の力でやっていると思う人には神様からお試しが来ます。「それなら自分でやってみなさい」と。そして天はあなたから離れます。天の運から見放されるとどうなるか。次第に事が上手く行かなくなります。努力しても頑張っても上手く行かない。という経験をします。天に愛される秘訣。それは謙虚である事。感謝する事。「天のおかげ」。「人様のおかげ」と口癖で言う人は、みなさん成功されます。