YUTA -未来は叶える世界-2021.4.15】 〜詩シリーズ(1)/『言葉』『記憶の旅』〜

|

『言葉』『記憶の旅』〜

わたしは風になって時空を越える

石の中に入り原子のからくりを確かめ

世の中にある不思議な色と匂いを集め

鍵の掛かった子供の頃の記憶を開けた

母の温かな匂いに笑顔を描き

わたしの悪巧みを試してみた

甘えるための口実 

幾つかの嘘 会いたさに募る感情の壺は

決して覗かれてはならない

わたしだけの秘密の世界 笑うと寂しくて 

はしゃげば涙の味がした

ゆっくり誰かの声に気持ちを委ね

遠い空のどこかに

また風となって浮かんでみた

会いたいと詩に綴る文字の小人は

色んな形を楽しみながら

ひとつひとつ動き出す

どんな言葉にもなれるから

わたしの思いを線に変える

ありがとう 

結局同じ終わり方で YU

----------------------------------

誰かわたしを知って

どんな生き方をしたのか知って

何が好きだったか知って

もしも会わなかったら

どうなってしまうの?

紫色のビー玉が足元に転がって

わたしを誘う 

こっちだよ わたしの時間を見つけて

わたしの明日を見つけて

わたしの愛を見つけて

生きられることは 素敵だったと決められる

朝は来ると思っていた

夜は眠るためにあると

また話しが出来るって記憶の中に

みんな幻のようだった

海の底にゆっくり下りてゆく鯨の背中

怖くないけど戻れない予感は

拭い去れない囁きとしてこだました

サヨナラはしない コレカラがあるから

オワカレはいつの日か アエタネにつながる

ちょっぴり振り返って

記憶の旅をしてみた

たまにはそれも許せる

強がらなくて もういい 行きつ戻りつ変わるから

ホンネはここに

ワタシはここに

アナタもここに

ずっと繋がりながら

YU

コメント0

お気に入りに追加しました お気に入りから削除しました