自我の構造・自我の正体と非二元の世界。

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あなたは、何かを手に入れれば(知識を知れば) 知識を知り得ると思っています。自分が何かをすれば、状況を変えられると思っています。そして自分は全てを経験して行く存在だと思っています。自分は全てを所有できると思っています。過去→現在→未来のストーリーを全部自分のものだと考えています。これが己の存在メカニズムです。生まれた時から身体の中に閉じ込められている窮屈な存在で世界から分離した存在だと居心地の悪さを持っています。何か足らない、何かを失った無価値感(欠乏感)を持っています。自我が芽生えると共に持っているので、これが当たり前でこれに気付く人はいません。ただ、不十分な感覚(欠落感)で、常に何かを求め続けて生きて行きます。(穴埋めをするために。。。)

私という存在は生まれた時から「時間」が生まれ、次に向かっているエネルギーが生まれ、常に何か満たされないものがあり、その穴埋めにもっともっと何かを得ようとします。自我は、時間の存在だから常に次に向かって進もうとします。次に向かう事で「無価値感」を埋めようとします。これがあなたに起きている次に向かっているメカニズム(カラクリ)です。ただ、あなたが真に求めているものは、次の瞬間にはありません。何故かというと、自分(自我)は分離意識(仮想)だからです。つまり、その分離意識が始まった時から感じている居心地の悪さは、今の延長の次の瞬間の出来事(何かの所有)では、補えないからです。あなたは、鳥かご(制限・枠)の中を懸命にもがいているだけです。では、あなたは、何を求めているのか? (つづく)

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