肌がキレイになる!疲れが取れる!血管が強くなる!究極の入浴法

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どうも、こんにちは。

アルベイズ梶原です。

今回は半身浴についてです。

これは最も体感としてすぐに効果がわかる健康法の一つだと思います。

やるとやらないで疲労の回復具合が全く違うので。

半身浴というと、疲労回復だとかデトックスというイメージが強いと思いますが、そして、その通りわかりやすく疲れが取れるんですが、実は血管力の強化にも効果を発揮することが分かっています。

まず、なぜ半身浴で血管力がアップするのかについて見ていきましょう。

半身浴でVEGFの分泌が促進


結論から言ってしまうと、半身浴によって血管内皮細胞成長因子(VEGF)の分泌が促進されるからではないかと考えられます。

VEGFについては、こちらのブログ記事で詳しく解説しています。

・毛細血管を新たに作る(血管新生)血管を強化する
・などの作用がある成長因子です。

血管内皮細胞成長因子(VEGF)は血管に物理的なストレスがかかったときに分泌されます。

血流がよくなると血管内皮細胞にずり応力(物理的なストレス)がかかり、それによって一酸化窒素(NO)が分泌されます。

NOは血管を広げる作用のある物質です。

NOが増えると、今度はVEGFが増えます。

つまり、血流が増えるとこのVEGFが増えるということです。

血管にも「ストレスがかかると成長する」という生物の基本原理が応用できます。

血流を増やす最も効果的な方法は運動なんですが、半身浴でもかなり血流が良くなります。

人間の体は体温が上がると、(特に毛細血管の)血流を増やすことで放熱しようとするので、半身浴で血流がよくなるわけですね。

半身浴で疲労が吹っ飛ぶ

血管力を強化する効果としてはやはり、半身浴よりも運動のほうが高いです。

しかし、半身浴の効果は血管力の強化だけにとどまりません。

やってみるとよくわかるんですが、びっくりするくらい疲れが抜けます。

やる前と後で、別人になったんじゃないか、ってくらい。

これは全身の血流がくまなくアップすることに関係しているのではないかと思います。

血流によって全身にエネルギーが運ばれ、それによって各組織の回復が促進されるのではないかと。

あと、脳の血流もよくなるので、それによって脳の神経疲労が回復して疲れが飛ぶ、というのもある気がします。

(最近、すべての疲労の原因は「脳の神経疲労」だと言われるようになってきて、この脳の神経疲労をいかに回復させるかが、疲労回復の鍵だと言われています。実際、脳の血流が悪くなってくると、頭がぼーっとしたり、イライラしたりします。)

今の僕の場合、脳の血流が良くなりすぎると発作を起こすリスクが高まるので、ほどほどにしています。

寝付きが良くなる

加えて、人間の体は体温が一度上がって下がると、眠くなるようにできています。

つまり、寝る前に半身浴をやると寝付きがよくなります。

(なのでやるのは寝る前が効果的です)

などなど、血管力の強化にとどまらない、様々な効果が半身浴にはあります。

なぜ半身浴で肌がキレイになるのか?

上で紹介した成長因子VEGFによって血管力が上がり、血色がよくなるのが、まず一つ

半身浴してると、かなりの汗をかきます。

汗をかくと、毛穴に詰まっていた汚れや角栓などが押し流され、毛穴の黒ずみが改善されます。

汗をかくのは運動でも同じなので、この効果は運動でも同じです。

むくみが取れる

あと、汗で塩分を排出できるので、むくみが取れます。

むくみは

「体が血液の塩分濃度を調整するために、塩が体内に入りすぎたときに、水分を保持して体外に排出しないようにするため」

に起こります。

なので、汗をかいて塩分を体外に排出すると

僕はラーメンとか焼肉とか塩分量の多いものを食べるとよく顔がパンパンになるんですが、半身浴するとお風呂上がりには顔がワンサイズ小さくなっています。

なぜ半身浴なのか?

「半身浴じゃなくて、普通に風呂にはいるだけではダメなの?」

という疑問があるかもしれません。

確かに「お風呂は肩まで」というのもよく言われることなので、こういう疑問が出てくるのは自然なことでしょう。

ということで、具体的な半身浴のやり方の前に、なぜ半身浴なのか、について解説しておきましょう。

まず、肩まで浸かると水圧が頭以外の全身にかかります。

水圧がかかると、心臓が水圧分余計に頑張らないと血液を送り出せません。

つまり肩までつかると心臓に負担がかかります。

それに対して、半身浴のように下半身だけお湯につかる形だと、上半身に水圧がかかりません。

その分、心臓の負担が減らせるわけです。

加えて、下半身に送られた血液は、重力に逆らって心臓までもどらないと行けないので、下半身は血流が滞りがちです。

(立ちっぱなしだと足がむくんだりするのは、血液が心臓に戻りきれず足に溜まってしまうからです)

その点、半身浴だと下半身に水圧をかけることで、下半身の血液が心臓に戻るのをサポートできます。

という感じで、単なる入浴と半身浴ではかなり効果が違ってきます。

体温を上げて血流を良くするという意味では、サウナなどでもOKなんですが、サウナにいつでも通えるという人は少ないと思うので(;´∀`)

そんなわけで半身浴をオススメしています。

半身浴のやり方

お待たせしました。

具体的な半身浴のやり方です。

(※高血圧や心臓病など循環器系に既に病気のある方は、急に血流を上げると問題が起こる場合があります。半身浴を実施する前に、必ず医師に相談するようにしてください。)

・お湯の温度は37~38℃くらいから

37~38℃だとぬるいと感じるかもしれません。

でも、ぬるいと感じるくらいでも、長い時間入っているとかなり汗が出てきます。

慣れてきたら40℃くらいでもいいかもしれないですが、それ以上は上げない方がいいです。

あまり上げ過ぎると、血流がよくなりすぎて心臓がバクバクします。

まずはぬるめから、最適な温度を探してみて下さい。

・お湯はおへそくらいまで

水位の目安はおへそのちょっと上くらいまでです。

少なくとも胸はお湯から出るように水位を調節してください。

僕の場合、たらいをお湯に沈めて椅子のように使うことで、胸が浸からないように調整しています。

・時間は20分くらい

だいたい20分で血液が全身を一巡りすると言われているので、この時間を目安に。

最初のうちはそれ以上やらないほうがいいと思います。

慣れてきたら時間を伸ばしても大丈夫です。

・水分補給を忘れずに

大量に汗をかくので、事前に水をコップ1杯程度飲んでおくこと。

入浴中にも水分補給できるように、ペットボトルで飲み物を浴室に持ち込んでおくといいです。

・塩やエプソムソルトをお湯に入れることで効果アップ

塩や重曹、エプソムソルト(硫化マグネシウム)をお湯に入れることで汗が出やすくなります。

(これは浸透圧のせいです)

これによってさらに疲れが取れやすくなります。

まとめ

今回は半身浴についてでした。

半身浴の効果についてまとめると

  • 肌がキレイになる
  • 血管力がアップする
  • 疲れが取れる
  • 寝付きがよくなる

というところですね。

疲れて帰ってきたときは、

「ああー、面倒くさいから風呂は明日起きてからシャワーでいいかなぁ」

となりがちなんですが、疲れた時ほどしっかり半身浴した方がいいです。

疲れの取れ方が全然違うので。

ついついベッドに直行ダイブで、朝起きてから疲れが取れてなくて

「ああ、ちゃんと半身浴しておけばよかった_| ̄|○」

と後悔することがよくあります。

あと、僕は半身浴をしながらマッサージなどのケアをしていることが多いです。

美顔器などもせっかく買ったもののゆっくり時間が取れなくてあまり使えていないという方もいるかもしれません。

そういう方には半身浴の時間に美顔器を使うのがオススメです。

防水のものじゃないとだめですが。

僕は最近うっかり防水でない美顔器を買ってしまったため、結局使えずじまいになってしまっています。

風呂で使おうと微弱電流が流せるという美顔器を買ってみたんですが、残念がら完全防水ではなかったので、半身浴しながら使うと落とさないかドキドキしないといけません。

結局、それが原因で、風呂場に持ち込まなくなり

半身浴くらいしかそんなにゆっくりしている時間はないので、結局せっかく買った美顔器は化粧品棚でスペースをとるだけの存在となっています。

次から美顔器を買う時は完全防水かどうかを基準に選ぼうと強く思いました。

最近はスマホやタブレットで動画も見れるので、そういうのもいいかもしれません。

ぜひぜひ半身浴で楽しみながら全身をリフレッシュしてみてください( ´∀`)bグッ!

※注:入浴後の保湿は必須

入浴後10~20分程度で肌の水分量は入浴前よりも低くなってしまうことが知られています。

お湯や石鹸で潤いをキープしてくれている皮脂が落ちてしまうためです。

なので、お風呂から上がったらできるだけ早く化粧水などで保湿するようにしてください。

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