あなたは根源なるひとつ魂から分離しました。分離は、あなたに「欠乏感」を生じさせます。常に何かに「欠ける」思いがあなたに不安感をもたらします。「源」から分離したとたん不安感との付き合いが始まります。不安なあなたは身を「守る」必要を感じます（守る→分離）。あなたが自分の周りに築いた壁はあなたを他人から孤立させます（防衛本能） そして同時に敵を生みます。初期値としてある記憶を植え付けます。その後の入力は全てこの初期値から影響を受ける様プログラムされたロボットを作ると、そのロボット（あなた）は外からのどんな情報も正確に受け取る事が出来なくなります。

ロボットに入力されるデータは、初期値と混じり合い初期状態から離脱する事はありません。これが「三つ子の魂百まで」の原理です。これがあなたの「自我」＝「分離意識」です。五感を通じて入って来る情報は全て自分にとって安全かどうかチェックされ振り分けられます。自分にとって都合のいい情報（教義）は取り入れ都合の悪い情報（教義）は排除します。あなたの信じる教義（確信）によって善人と悪人を生み出しあなたの強い反発が敵を生み出します。すると、自ら生み出した敵から自分を守らなければならなくなります。あなたは「源」から分離した瞬間から営々と長い時間をかけ一貫して、不安感を土台とした観念・思想体系を構築して来ました。今あなたの周りにある全ては不安（欠乏感）を基礎として作り続けられています。これが、「自我」（エゴ）の正体です。これが、あなたの見ている「現実」です。（続）

「現実創造講座」津留晃一の世界より