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物事には表と裏の「二面性」があります。善と悪、好き嫌い、正誤、役に立つ・立たないなどなど。自分は人の役には立っていないのではないか?その裏面に意識が向いた時「このままではいけない」という思いが湧きます。「自分はもっと人の為に何か出来るのではないか」と考えます。これは「思考」を使って自己を満たす想念作業です。「自我」はこれで満たされます。無意識の中で人はこうして自己を満たす「思考ゲーム」をしています。ある価値観を握ると、そこに満たされた思い(快)と満たされなかった思い(不快)の「二極」を体験します。そして「不快」から「快」に向かって「ゲーム」をします。二極的思考に慣れ切っているあなたは「これこれはこうです」という話を納得するとそうでないものを「NG=異質」として認識し始めます。ニュートラルな世界へ行く為には、「逆は必ずしも真ならず」という発想が必要です。その反対は、「間違った」ものでも、「正しい」ものでもなく、只、「そうである」だけです(中庸)。これが人間の脳の「二極性」の仕組みです。あなたの判定は単なる偏見です。これが、「幻想(仮想現実)の源です。あの人はこんな事を言っていたからおかしいという考えが浮かんだ瞬間に「あ、これは二極思考だ」と気付く事です。あなたの「正しさ」に反するものが、「間違っている」わけではありません。相手を判定して裁いてしまう事の方が問題です。あなたの正誤の「判定」は、常にあなたの過去情報(偏見・思い込み)です。自作自演です。これがあなたの「苦悩の源流」です。「過去→現在→未来」の時間軸で生きる限り、この苦悩は続きます。(続く)