肝臓と美と健康

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どうも、こんにちは。

アルベイズ梶原です。

昨日に抗がん剤のクールが終わりましたが、5日間、全身の細胞を抗がん剤に痛めつけられた状態なので、まだ体がだるく、眠い状態が続いてます。

でも、あと数日でダメージも回復して通常運転に戻れるはずです。

抗がん剤とは?

抗がん剤とは基本的に細胞の遺伝子に傷をつけることで、正常に細胞分裂をできなくする薬です。

がん自体が遺伝子の傷によって、無制限に増殖するようになってしまった細胞なので、抗がん剤にも発がん性があります。

僕の飲んでいる抗がん剤にも「発がん性ある」という注意書きがあります。

組織によって影響が違う

細胞分裂が正常にできなくなることの影響を強く受けるのは以下のような常に激しく分裂を繰り返している細胞になります。

  1. がん細胞
  2. 毛母細胞
  3. 腸管上皮細胞


1.がん細胞

がん細胞は遺伝子が壊れて無制限に激しく分裂しまくる困ったちゃんなので、当然抗がん剤によってうまく分裂ができなくなります。がん細胞の分裂を抑制するのが抗がん剤の目的なので、ここに効いてくれないと困ります。

2.毛母細胞

抗がん剤の副作用として「髪が抜ける」のは有名だと思います。それは毛母細胞は体内で最も激しく分裂を繰り返している細胞で、抗がん剤の影響を受けやすいからです。

僕の抗がん剤はそんなに強いものではないので、髪が抜ける副作用はでませんが、僕の場合は、頭に放射線を照射してるので、その時は毎日枕が真っ黒になるくらい抜けました。放射線治療も抗がん剤と原理は同じで、遺伝子を壊す事で、分裂の激しい細胞をやっつける治療なので、同じく毛母細胞はやられてしまいます。

3.腸管上皮細胞

腸内には様々な細菌(腸内フローラ)が住んでいます。腸内細菌は健康や美容に重要な役割を果たしているのですが、人間の体にとって好ましい働きをするものばかりではありません。

腸管はそういった悪者と戦う最前線です。前線の戦士はどんどんやられて死んでいきます。それを補充するために腸管上皮細胞は毛母細胞と並んで分裂の激しい細胞の一つです。そのため、抗がん剤の影響を受けやすく、抗がん剤によって正常に機能しなくなります。僕の場合、抗がん剤クール中は便秘になります。


抗がん剤と副作用

僕の場合、幸い抗がん剤が飲み薬なので、点滴しに通院する必要はありません。

その点は楽なんですが、やはり副作用はあります。

僕の場合、体感として分かりやすい副作用は便秘くらいで、そこまでひどい副作用はないですが、薬はどうしても肝臓に余計な負荷をかけるので、体がだるく眠くなります。

脳の活動を抑える抗てんかん薬も飲んでいるので、元々日中も眠くなりやすいのですが、そこに抗がん剤が追加されることで、おそらく肝臓がオーバーワークで薬を処理できなくなって、抗てんかん薬を分解できなくなり、眠気が強くなるのではないかと考えられます。

首を支えてるのも面倒なくらいだるいので、よく横になってスマホで文章書いたりしてます。

ちなみに、余談ですが、僕の脳腫瘍の遺伝子検査をしたところ、抗がん剤が効きやすいタイプでした。

たまたま地元の佐賀医大病院が僕の脳腫瘍の研究をやってたので、東京の大病院ではできないと言われた特殊な遺伝子検査ができて、その事が判明しました。

日本で1000人ほどしか患者がいない希少ガンになった事はアンラッキーでしたが

地元の大学病院がそのガンの研究をやってた事はラッキーでした。

便秘対策

今のところ、便秘はダノンビオとモリンガで対処できています。

一番最初に抗がん剤を飲んだのは東京の病院だったのですが、その時は絶望的な便秘になり、病院で出してもらった下剤は全く効かず、一週間全く出てこない状態が続きました。

どうしようかと思った時に、大学時代、ストレスで便秘になった時にダノンビオで治ったことを思い出し、親に差し入れてもらいました(コロナのせいで直接会うことはできず、看護師さんが持ってきてくれました)。

すると、もう翌日には出てくるようになって、効果てきめんでした。

ちなみに僕の場合、ダノンビオがてきめんに効きます。

効くのはヨーグルトの中でもダノンビオだけで、他のヨーグルトだと全く効果はありません、ただ美味しいだけです。

体質に合うかどうかが一番重要なようです。

モリンガは僕の病気の事を聞いた元カノが教えてくれました。

半信半疑で飲んでみたのですが、彼女が言った通りに飲んでちょうど1時間後にきました。ストップウォッチで測ったかの如く1時間で。

抗がん剤クール中はここまでうまくはいきませんが、ダノンビオの効きが悪い時はモリンガの量を増やして、1日3回飲めば、ほぼ便秘はなくなります。

ちなみに、モリンガの便通改善効果については日本人の医師が論文にデータをまとめています。

便秘おそるるに足らず!

もっとひどい副作用の出る抗がん剤を使わないといけない方も多い中、そのなかで、僕はラッキーだったと言えるでしょう。

副作用は便秘でそれは問題にならないレベルまでは改善できているので。

それより、最近問題になってきたのが眠気とだるさです。

肝臓疲労と健康

抗がん剤クール中、体がだるくなるのはおそらく肝臓が披露して、老廃物や毒素の分解が滞るためだと思われます。

肝臓の役割とは?

肝臓が担っている役割は大まかに以下の3つになります。

1.タンパク質の合成(代謝)と供給
2.エネルギー(グリコーゲン)の貯蔵と供給
3.有害物質の解毒・分解

肝臓に負荷がかかると、これらの機能に問題が起こり、体調に問題が起こります。肝機能低下による問題

肝機能が低下すると、

体中の組織で細胞の材料であるタンパク質が不足し、
エネルギーも不足し、
毒素と老廃物を処理できず、
それらが体中を巡って全身の細胞にダメージを与える事になります。

僕のように疲れが取れないとか問題も出ますし、肌が荒れたり、髪が抜けたりということも起きます。

肝臓の疲弊が続くと全身の組織・細胞に悪影響が出るので、最悪病気になることもありえます。


肝臓に負荷をかける要素

肝臓で処理される有害物質の代表的なものは

1.アルコール
2.薬
3.老廃物

また、大量に栄養素を代謝しないといけない場合も肝臓には負荷がかかります。

(一度に大量のタンパク質が入って来るなど)

美肌のための栄養学でも解説しましたが、プロテインもできるだけ一度に摂るのではなく、こまめに通常の食事と一緒に摂った方が良いです。

美肌のための栄養学

https://energeia.app/club-library/821

4回目の手術前に抗てんかん薬の量が増えたのですが、それ以来、慢性的に疲れが取れない状態が続いています。

おそらく増えた分の薬の分解で、肝臓への負荷が増えたためだと思われます。

肝臓疲労を防ぐ為に

・暴飲暴食を避ける

・薬をできるだけ飲まない

抗てんかん薬は飲まないと生活できないので、仕方ないですが、痛み止め(ロキソニン)は最近はできるだけ飲まないようにしています。

肝機能を助ける食品

一番有名なのはウコンとシジミ(オルニチン)だと思いますが、製品によって有効成分量や効果がまちまちなので、ウコンと書いてあるサプリでもモノによって全く効果が違います。

僕がこれまで飲んできた中ではシャハランメスリのクルクミン99というウコンサプリが一番良いです。

他のサプリにはウコンは入ってないんじゃないかってくらい効きが違います。

僕の場合、明らかに体感でわかるくらい効果がありました。

元々、僕は

「ビール1杯で酩酊、2杯で意識不明、3杯で救急車」

ってくらいアルコールがダメなんですが、

クルクミン99を飲んでおくと2杯飲んでも平気でした。

また、抗がん剤クール中は肝臓疲労でだるくて眠いので、クルクミン99の量を増やしてるのですが、抗がん剤が終わった後も増量したままにしていたら、てんかん発作が起こってしまいました。

おそらく肝機能が高い状態になって、抗てんかん薬の分解が進みすぎたのだと思われます。

忘れずに今日から減らします^^;

美と健康に関連するサプリはアルベイズからも発売していこうと考えているのですが、ウコンサプリに関してはシャハランメスリのクルクミン99を超えるものは作れないと思うので、こちらを紹介しました。

現在パッケージリニューアル中らしく、Amazonは在庫切れになっています。

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