GPSサイクリング部
最終更新日: 07月16日 07:41
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あなたは住んでる街で迷子になれるか?
現代人の抱える「運動不足」という問題
皆さんは普段、運動していますか?
生活の中に無理くり組み込んでみたりしてもうまくいかず、やろうとしても続かない方が多いのではないでしょうか。
それは、ダイエットしたいとか、筋肉つけたいとか、そういう「結果のため」にしているからかもしれないです。
結果を求めて運動してはいけない?
運動自体が目的になるようなもの・・・
「GPSサイクリング部」はこの問題の答えの1つになるかもしれません。
子供の頃、
「気付いたらゲームにハマってた」というような感覚で、
「気付いたらすごい運動してた」となるようなものにできないか。
「没入感」「有意味性」「達成感」...etc.
これらの要素を手軽に満たすことを目指す、それが「GPSサイクリング部」です。
「運動」から「移動」へ
「運動しよう!」と思って運動してもなかなかうまくいかないものです。
そこで次のように、少し意識をズラしてみたらどうでしょうか。
——「運動」から「移動」へ
人間は「動物」です。動物は「移動する生き物」です。
普段何気なく「移動」をしているわけですが、簡単にしているようで実際にはいろんなことをやっています。
目的地を設定し、
そこに至る道筋を把握し、
事故や道路交通法に気をつけながら、
あるいは発車時刻に遅れないように、
ついでに銀行でお金引き出して、
途中でコンビニで買い物して・・・
といった感じで、移動というものを効率的に実現するのに、意識しなければならないことは意外と多い。
ある目的のために移動する。
そして目的地に到着すると、それで終わりになってしまう。
それは言ってみれば「生きるための移動」ということになります。
「移動」のゲーミフィケーション
だからと言って、目的地もなく移動することってすごく難しいわけです。
「欲しいものを買う」「見たいもの見る」「友達に会う」などのように、
「用」があるから出かけるわけです。
目的や用事もなく、ただ移動する。しかも運動の代わりに。
そんなことがどうすればできるのか。
例えば、そこにゲーム性・アート性を取り入れてみるということです。
近所であっても、通ったことのない道は結構あるものです。
自転車だと15分もあれば4kmくらいは移動できます。
少しイメージしてみてください。
半径4km以内の近所で、通ったことのない道ってどれくらいあるでしょうか。意外とあるのではないでしょうか?
そういう道をどんどん攻略する。新規開拓ゲームのようなイメージです。
GPSを使って経路を記録しておけば、自動的にどの道を通ったかがわかるようになります。自分が通った道がどんどん増えてくると、達成感も上がっていきます。
こんな感じで、GPSを使って経路を記録するということだけで、目的地のない移動が新規開拓ゲームのように見え方が変わるわけです。
最終目的は「迷子」になること
もちろん目的地を設定してもいいと思います。
そこに至る道筋は、できる限り今まで通ったことのない道を通ってみるなどしてみると良いかもしれません。
ちょっと行ってみたかったところとか、気になったところとか、目的地を一つ二つ入れておけば、より楽しめると思います。
目的地がない場合は、「発着点」だけ設定し、ぐるっと回ってくるようにするといいと思います。
あるいは15分なら15分と時間を決めて、好き勝手に移動し、15分立ったら戻っていく。
目的地は重要な要素ではありません。
大切なのは、「移動自体を楽しむこと」です。流れる景色や空気を感じて、体と脳をリフレッシュさせることです。とにかく自由に、時間も気にせず、通ったことのないところをどんどん通る。「いつもの道」はなるべく避けるようにする。
なんなら、「迷子になること」を目的にしてもいいくらいです。
馴染んだ地域であればあるほど「迷子」になるとワクワクしたりします。
そこに新しい景色や発見があるかもしれない。
しれっと始める
しなければならなかった運動が、少しでも「したくなるもの」に変化していれば、すぐにでも始めてみてください。
自転車とスマホがあればすぐに可能です。
InstagramなどのSNSアカウントがあれば、その様子を発信することでさらに楽しめると思います。新しい発見や素晴らしい景色でなくても、自分の感覚にしたがって写真を撮る。むしろ、くだらなければくだらないものほど、アップすると面白いのではないかと思います。Vlogにもしやすいと思います。
ここでもう一つ大事なのは、シェアすることも重要視する必要はないということです。いいね!などのリアクションを求めてしまい「目的」が変わりかねないことに注意しなければなりません。
「新規開拓ゲーム」を進めていく、という点に重きを置いた方が、楽しく続けられると思います。
結果として、人に話したくなってシェアする、というくらいの感覚で良いのではないでしょうか。
さらなる展開「輪行」
さて、以上が「GPSサイクリング」の紹介です。
「GPSサイクリング」は、そこに道ある限り終わることのないゲームです。
ご近所の「道という道」を制覇したら、ちょっと遠くにも行ってみたくなることがあるかもしれません。
長距離サイクリングを企画するのも一つです。
しかし巷では「輪行」というものが密かなブームとなりつつあります。
折り畳み自転車を使って電車に乗り込み、いつもと違う街にでてGPSサイクリングをしていく。
「輪行遠征」と呼べる新たなゲーム展開。
こうすることで、ありとあらゆる場所でGPSサイクリングを楽しむことができるというわけです。
GPSサイクリング部はまだ始まったばかりの部活です。部長の私も只今試行錯誤中です。これから全国制覇を目指して、あなたも始めてみてはいかがでしょうか。
そうすればラッキーなことに、運動できている自分が「結果的に」そこにいる、ということになるでしょう。
活動内容
当面の活動は、GPSサイクリングの様子を各自のSNSでアップする、ということにしたいと思います。
GPSサイクリングの特徴は、複数人プレイでもできるし、個人プレイでもできるということです。一人でコツコツと制服し、時々部員と開拓領域を見せ合うこともできるし、複数でプレイし、共同で未開地の開拓作業をすることもできます。
こうしたら面白いなど、ルールを独自で設定していく余白もあると思います。積極的に楽しんでいけるものになればと思います。